失敗が続いて凹んだり、自己嫌悪に陥ることが多いですが、「授業料が高い失敗ほど最良の教師」と言っていた経営者がいました。

「授業料」にはいろいろなものが含まれます。
信頼回復、時間、賠償・保障、仕組みの再構築…などなど

その授業料が高い失敗ほど、失敗からの教訓を真剣に必死に考えるという考え方だそうです。

確かにその通りで、失敗しても「なんとなく、なんとかなっちゃった」では、教訓は得られなせんし、何も変わらないです。
高い授業料を払った失敗ほど、それを活かさない手はないですね。

自分の改善のチャンス到来なのだと思います。

ただ、ミスをしたときに一つだけ守らなければならないものがあると言っていました。
それが「信頼関係の維持・回復」です。
なぜながら「信頼」は簡単には取り戻せないからです(永久に取り戻せないかも…)。

失敗をすれば信用は落ち、信頼は揺るぎます。
これは当たり前です。

ただ、失敗をしたときの初動で信頼がある程度維持してもらえるか、それとも失墜するかが決まります。
失敗した時に、教訓は後からも考えられますが、迷惑をかけてしまった人の立場にどれだけなるかが、失敗の初動としては最も大切なことだと教わりました。