自分の知人には、少ないのですが農業をやっている人が何人かみえます。
そういう人は、人生の考え方も達人の方が多い気がします。

農業をやっている人は「種まきをして、ちゃんと世話をして、あとはお天道様にまかせるよ」とよく言われています。
もちろん「収穫」という見返えりがあるから仕事として成り立つのですが、「収穫」までに時間がかかり、場合によっては「収穫」できない場合もあることを受け入れているように感じます。

自分のビジネスで考えた時「種まき」より先に「収穫(成果)」を考えてしまう場合があります。
「収穫(成果)」を考えるのではなく、今の自分がすべきことは「種まき」につきるとおもいます。

自分のビジネスを振り返ると「種まき」なしで何かを得たことは一度もありません。
運よく芽が出たらそれを丁寧に育て「収穫」できたらラッキーです。

あわてて「収穫(成果)」ばかりを追いかけると、そもそもの「種まき」が疎かになってしますね。

農業をやっている人は、その仕事を通じて人生に関しても寛容になっているのかもしれません。
「小さな収穫」ばかりを追いかけて、自分がブレてしまわないよう要注意です。