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ポイント:キーワード広告、SEO対策、サーチ・エンジン・マーケティング、検索エンジンの動向

キーワード広告とSEO対策


 以前、コラムで「SEM(サーチ・エンジン・マーケティング)って何?」というコラムを書かせていただいた。その中で、現状では、SEMとは、キーワード広告+SEO対策であると書いた。インターネットの動向は早く、各検索エンジンが新しい動きをしている中、SEMの定義はもっと広く捉える必要があると考えている。

 例えば、Yahoo!Japanの検索エンジンが変わった事は皆さんも使っていて体感しているのではないだろうか。またMSNも6月に変わり、利用者を増やしている。Googleでは、Googleモバイルに携帯サイト検索を追加したのをはじめ、GoogleMaps(マップ)GoogleSuggest(サジェスト)といったコンテンツにWeb操作性改善の新手法であるAj ax(エージャックス)を活用し、プラグインなしで驚きの操作性を実現したりしている。今後、メインコンテンツの検索の操作性にも反映させてくるのではないかと予想している。また、目新しい検索エンジンとして、MARSFLAGは検索結果がサイトのイメージ画像で表示され、これまで、検索結果からサイト名とサイト紹介分といった文章で、探していたこれまでのスタイルに一石を投じている。検索エンジンの動向はもっと詳しく述べたいところだが、後日また詳説させていただく事にする。

 様々な検索エンジンの動向を書かせていただいたが、今のところ変わっていないものがある。それは「キーワードを入力して検索する」という事である。あたりまえかもしれないが、これも、将来的には 何か新しい方法に変わるかもしれない。しかし、今のところ「キーワードを入力して検索する」という行為は検索エンジンに共通している。そのため「キーワード広告」と「SEO対策」というSEMの中核をなす2つの手法は、当面は有効であると思う。

 当たり前だが、キーワード広告もSEO対策も、どちらも検索時のキーワードが重要である。

 SEO対策はもう語りつくされている感もあるが、簡単に言うと検索エンジン(サイト)での検索結果で上位に自分のWebページが表示されるように工夫する技術のことである。ほんの一例だが、以下のような方法がある。

 SEO対策で重要なのは、検索エンジンが検索の仕方を変えた時、それに対応してサイトの作りを見直していくことである。何かの本で読んだが、SEO対策は漢方薬だといわれる。サイトを少しずつ 直して、よい方向に持っていくのが、SEO対策である。少しずつ体質改善をしていく漢方薬に似ている。

 一方のキーワード広告は西洋医学といわれる。薬や手術で病気を一気に治すようにサイトに対してアクセスアップの即効性がある。キーワード広告とは、検索サイトでの検索結果ページに有料でテキスト広告を表示するサービスである。 PPC広告、P4P広告などとも言われる。Yahoo!Japan、MSNのスポンサードサーチ、Googleのアドワーズ広告が有名である。こちらも概略で申し訳ないが、キーワード広告の仕組みとしては以下のようになる。

 キーワード広告で重要なのでは、やはり費用対効果の検証である。費用対効果が出ていない場合は、キーワードや広告原稿、入札額の再検討を行う必要がある。

 これまで述べたように、カネはかかるが即効性のある「キーワード広告」、時間はかかるが持続性のある「SEO対策」を組み合わせる事により、現状では、より効果的なSEMになる。ただ、冒頭でも述べたように検索エンジンの動きが活発化している。その動向に注目する事が大切だと思う。

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2005年8月8日 宿澤直正


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