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ポイント:システム見積もり、見積もりの妥当性、見積もりの留意点

システム見積もりの留意点

本コラム「システム見積もりの留意点」は2014年12月05日中部経済新聞「ナビゲーター」に掲載されました内容に一部加筆・修正したものです。


システム見積もりの留意点

企業においてシステム構築を行うときに悩む場面が、依頼したシステムベンダ(システム開発業者)から提出されたシステム構築に関わる見積もりの妥当性であることは少なくありません。

この「システム見積もり」はシステムを依頼した側でも悩みですが、提出するシステムベンダにとっても悩みのです。私はSE出身のコンサルタントとして両方の立場を経験しており、双方の悩みが理解できるつもりでいます。

ある企業ではシステム構築に向けて、見積もりをシステムベンダに依頼をしました。その後、提出された見積もりの妥当性を確認してほしいと社長が私に相談にみえました。社長は「書いてある内容の意味がわからないのでどうも納得ができないのです」と話していました。

私が見積もりを見させていただいたところ、内容が明確で誠意ある価格の見積もりでした。ただ一点残念だったのはIT用語が多く、専門家でないと理解がやや難しい内容になっていたことでした。 私からシステムベンダに「社長に伝わるように補足説明をつけて、もう一回見積もりを、直接口頭で説明しほしい」とお願いをしました。快く引き受けてくださり、社長の不安となっている部分を丁寧に説明していただいたところ、社長は見積もりの内容に納得し、合意されていました。

システム見積もりはコミュニケーション

同じようなケースの相談が何回か続いています。いずれも経営者の「見積もりの内容がわかりにくいので不安」が原因だと感じます。見積もりを通じてコミュニケーションを交わし不安を解消したところ合意に至るケースが多いです。お互いが納得できないままシステム開発がスタートしてしまうと将来の火種となることも考えられます。

では、お互いが納得するために、どのような意識で見積もりを通じたコミュニケーションをかわせばよいでしょうか? 経営者側、システムベンダ側の両視点で考えたいと思います。

システム見積もりの留意点

まず、経営者側ですがシステム開発に関する見積もりを自ら理解しようという意識が必要です。ITは難しいから…と理解への意識を放棄してしまっては、そもそもコミュニケーションが成立しません。また、システムベンダにとってシステム見積もりを作成することは非常に大変な仕事であることも知っておいていただきたいです。 システムへの要求を整理して、そのシステムの規模から見積金額を算出します。その大変な仕事を経て算出された見積もりであることを知れば、それに対して理解を深める意識も高まると思います。

今度はシステムベンダ側ですが、依頼した経営者の多くはシステム構築にはわかりにくいことが多くて不安ということを意識していただきたいです。その不安をなるべく減らすように経営者に伝わる見積もりを作成することが大切だと考えます。これは競合とのコンペになっても優位にたつ一つの条件になると思います。

システム見積もりを通じてコミュニケーションをはかって頂きたいと思います。それが、よりよいシステムを構築するための第一歩だと考えます。

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2014年12月22日 12/05寄稿へ加筆・修正


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