ポイント:情報収集、Googleアラート、リアルタイムに手元に、Googleトレンド、人々の関心動向を知る
本コラム「役に立つ情報収集を実現する納得ノウハウ」は2014年8月22日中部経済新聞「ナビゲーター」に掲載されました内容に一部加筆・修正したものです。
インターネットには情報があふれ、それらの多くは自由にしかも無料に使うことができます。今回はそれらの膨大な情報から役に立つ情報を収集するためのノウハウを2つほど紹介いたします。
まずは必要な情報をリアルタイムに手元に届けてもらうノウハウです。情報収集というと一般的にはGoogleやYahoo!などによる「検索」が思い浮かびます。しかし「検索」は自らが必要なときに自ら検索を行う必要があります。そのため検索のタイミングが遅れ、必要な情報をキャッチできないことが考えられます。
しかし、自ら検索しなくても、自分が必要と思う情報をリアルタイムに入手することができます。それがGoogleアラートです。Googleアラートは自分が必要としているキーワードを登録しておくとWeb上の新着情報をメールなどで通知してくれるサービスです。
具体的にはGoogleアラートのサイトから自分が必要とするキーワード(例えば“補助金”、“スマートフォン”など)の登録を行います。その際に「言語」、「地域」「配信先」のほか「頻度(通知のタイミング)」、「ソース(ニュースやブログなどどこから情報をピックアップしたいか)」「件数(1メールの情報件数)」などを設定することができます。キーワードの登録が終われば設定した条件に合わせて新着情報のメール通知を開始してくれます。必要な情報をリアルタイムに届けてくれるので情報の見落としが減り便利なサービスと言えます。
次に人々の関心動向を知るノウハウを紹介します。関心動向を知ることは経営の外部環境を把握するために必要ですが、具体的にどのようにするかは悩みどころです。インターネットでは日々多くの人々が自分の必要な情報の検索を行います。そのキーワードごとの検索回数を集計して時系列で並べれば人々の関心動向を知ることができそうです。それを調べるのに便利なサービスがGoogleトレンドです。
具体的にはGoogleトレンドのサイトで自分が関心動向を知りたいキーワードを入力して検索します。すると時系列の検索回数の折れ線グラフが表示されます。例えば“iPhone,Andorid”といったように複数のキーワードで検索を行えば、その関心動向を比較することもできます。検索回数が急に増えた時にはその時に起きたニュースを参照することも可能です。また、国や地域、都市での比較や、期間での比較もできるようになっており、様々な角度から関心動向を分析できるようになっています。
世の中は膨大な情報があふれています。そこから賢く情報を収集し企業経営に役立てていただきたいと思います。なお、今回二つのGoogleの無料サービスを紹介いたしました。そのサービス内容は変更になることもありますので何卒ご了承ください。
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