2005年10月19日

忙しいことは心を亡くす

 昔からよく言われることだが、「忙」という字は、心を亡くすと書く。私が病気だったころ、やはり心を亡くしていたのではないかと思う。

 最近、忙しくて、このブログにも記事がほとんど投稿できていない。私にとって、経営コンサルと同じくらい重要な位置づけのブログなのだが、まったく更新されていないカレンダーをみると、少し悲しくなる。

 9月の中旬ぐらいから、急に忙しくなってきた。なかなか、事務所で落ち着いて資料を作るといった時間がとれず、バタバタと客先ばかり回っている。仕事が増える事は良い事だが、ここで仕事の質を落としてはいけない。そして「心を亡くしては」いけない。

 「心を亡くしてしまう」と「人に優しくできなくなる」「自分に優しくできなくなる」という弊害が起きてくる。そこから派生して、「あせる」「待てない」「悩む」というよくない感情が芽生えてくる。これらの感情は自分の「心を疲れさせて」しまう感情である。私にとっては、これまで私を苦しめた悪しき感情といえる。

 先日、亡くなった父が夢に出てきた。そういえば以前はよく夢に出てきて語り掛けてくれた父だが、最近はそういう夢すら見ていなかった。そういう意味で、今の私は「心を亡くしかけていた」のかもしれない。夢の中の父は「少し休んだらどうだ」と語りかけてきた。夢の中でも父にそう言ってもらえたのはとても嬉しい。そして、夢の中の父はとても暖かかった。

 今、少し仕事をペースダウンさせている。まだ、自分で自分の仕事のペースダウンする事は上手くはできないが、それを意識している。意識しているだけでも多少は違うものである。「人に優しくできなくなる」「自分に優しくできなくなる」という状態になりかかったときは、要注意という事で、「心をなくしていない」か、自分自答してみることにする。

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