2007年10月29日

産業カウンセラー養成講座終了

■産業カウンセラー養成講座終了

産業カウンセラー養成講座が終了しました。
7ヶ月間殆ど毎日曜日がこの講座に充てられ、疲れて断念しようかと思ったこともありましたが、無事終了してとても嬉しいです。

ここで出会えた様々な方とはこれからもお付合いさせていただくと思いますが、この出会いが一番の価値だと思います。

もちろん、話し方、聴き方という点でも、それがそのまま仕事に役立っています。

大変だったですけど、経験してみて本当に良かったです。

2007年10月22日

養成講座での気付き(10月21日)


産業カウンセラー養成講座も、あと1日と半分です。今日は最後の講義です。内容は私の最も関心のある職場のメンタルヘルスです。「メンタルヘルスは、企業のリスクマネジメント」という話がありましたが、これはコンサルタントである私が産業カウンセラーを学び始めた一つの動機です。

ここまで、いろいろ教えていただき、いろいろ訓練させていただくと、本当にこの講座を受けてよかったと思います。コンサルに役立つことがたくさんあります。

特に、印象に残った話をメモしておきます。

■メンタルヘルス

・いかに健康な人が健康でいられるかという前向きな考え方。疾病に対するだけのものではない。
・メンタルヘルスは、企業のリスクマネジメント
 →生産性向上
 →人事労務管理
 →ステークホルダーに対する投資
・組織としての健康管理・健康増進に通じる。
・産業人メンタルヘルス(2007)
 →新しい信頼関係の確立が急務
  ・自己への信頼を高める
  ・問題解決能力の育成

■職場とストレス

・事業者が措置を行う際に考慮すべき事項
 →継続的かつ計画的な取り組み
 →労働者の意見の反映
 →個人差への配慮

2007年10月15日

養成講座での気付き(10月14日)

産業カウンセラー養成講座でした。もう今日を入れて2.5日しかありません。今の仕事の忙しさから考えるとかなりキツイ状態が続きましたが、コンサルタントの仕事に役立つ講座で、参加してよかったと思います。この講座が終わってしまうのは寂しいです。

今日も多くの気付きがありました。

「問題の把握」から「目標の設定」にプロセスは進んでいくのですが、カウンセリングでは傾聴によってクライエント自らに気付いてもらえるよう援助します。それに対して、コンサルティングも、同じように「問題の把握」から「目標の設定」にプロセスは進んでいくのですが、直接的に指示的なアドバイスを行い、プロセスを進めていきます。カウンセリングとコンサルティングの違いをプロセスを学ぶ段になって体感できたのはよかったです。

また、今日は私の最初からの課題である「指示的、価値観の押し付けにならない」を目標にしていましたが、この目標は今日はできたように思います。

その他の気付きを列挙しておきます。

  • カウンセラにとって自分の体験とオーバラップする体験をカウンセリングする時は質問にも勇気がいる。ただ勇気をもってクライエントに寄り添う事が大切。
  • カウンセラがクライエントの話を聴いて、感情が湧き起ってくるだけでは、不十分である。それを返す事が大切である。
  • クライエントの問題点を探りながら問題の核心に近づいていく。

2007年9月30日

養成講座での気付き(9月30日)


前回、仕事で休んでしまったので、久々に産業カウンセラー養成講座に行ってきました。今日は講義でした。ノートにメモってあったことを抜粋します。

■キャリア・カウンセリング

・自己認知を変えると、自己の過去の意味付け(センス・メイキング)が変わる
 →論理療法に似ている
・人は職業を選別することは出来るが、キャリアを選別することはできない。
・ワーク・ライフ・バランス
 →全人生と仕事人生のバランス
・メンタルな問題の根底に、キャリアの問題が潜んでいることがある。
・やりたいことはやってみないとわからない。
・ある程度の年齢に達したら弱みを直すよりも強みを伸ばすことを考える。
・天職に出会ったとき、すべての経験は無駄ではなかったと思う。

■産業カウセリングにおける労働関係法規

・憲法における基本規定
 →27条「勤労の権利と義務」「勤労条件の基準の法定」
 →28条「労働三件(団結権、団体交渉件、団体行動権)」
・賃金、労働時間、休息その他の勤労条件に関して最低限の定めが労働基準法
・就業規則に関して最も大切な義務は周知義務である(特に中小企業では)
・就業規則を変更できるのは合理的内容によるものであること
・労働関係の成立
 →採用に関しては大幅に自由な裁量を与えられている

2007年9月10日

養成講座での気付き(9月9日)

 産業カウンセラー養成講座も終わりが近づいてきました。今日は演習です。演習は自分を知るために本当によい場になっています。



  • Coも自分の感情に素直に返してよい。但し、それはCoのためではなく、CLのためである。もし間違っていたらCLが訂正することにより「気付き」につながることもある。CoはCLを信頼すること。

  • 感情を受け取るとは、ただCoが単に受け取っただけではあまり意味が無い。受け取った感情をCLに返してこそより大きな意味が出てくる。


 終盤になって、ノウハウ的なことではない、本質的なことになってきて、非常に難しくなってきています。「上手くできた、できなかった」はあまり関係ないようです。自分の為に何を気付くのか、Coの為に何を気付くのか、そして自分は何を目指していくのか・・・ここが大切だと感じています。

2007年8月27日

養成講座での気付き(8月26日)

 久々の産業カウンセラー養成講座に行ってきました。今日は演習ですが、カウンセラ役をしていないので、少し気付きは少なかったと思います。以下に気付きを示します。

  • 簡単受容でも、言葉を発すること。
  • 但し、応答の時間はクライエントの時間なので、クライエントのために言葉を発すること。
  • 感情が出始めたら、その言葉を拾うこと。
  • クライエントの気持ちの位置を考える。例えば、クライエントの気持ち(話)は時間、空間、対人・・・等どこでのものなのか?
  • 「~ですね」→「~と思うのですが、○○さんはどうお感じですか?」
  • 「~はどう思いですが・・・」で掘り下げていく。

 産業カウンセラー養成講座も次回から後期に入ります。寝る時間を削りながら参加していますが、得るものは大変大きいです。産業カウンセラー自体をビジネスにする気は毛頭ありませんが、この養成講座で学んだことは、いろいろと役立てられると思います。今は、「産業カウンセラー」という資格はそのついでという位置付けになっています。

2007年8月 6日

養成講座での気付き(8月5日)

今日は久々のカウンセラー役の実習という気がします。前回は話し手しかせず、間に2回講義が入ったので、4週間ぶりです。やっぱり、カウンセラー役をさせていただくと気付きが多いです。

  • カウンセラがクライアントの使かう言葉に先入観をもってはいけない。
  • 係わるのはあくまでもクライアントでありクライアントの話しの中の人ではない。またカウンセラはクライントの気持ちには係わるが、クライアントの悩みを自分のものとしてはいけない。さもないとクライエントの依存性を強める可能性がある。
  • カウンセラは実際におきている問題解決だけを支援するのではない。クライアントが抱えている見えない気持ちの問題に対して側にいる、寄り添うことも大切である。
  • クライアントが吐き出すことで辛い気持ちになることもある。そのときはフォローを忘れずに。
  • 人を亡くす喪失感は大変なことでケアが必要である。
  • これはこれまでほぼ全ての先生に指摘されているが、うなずき過ぎ注意! でもしないよりはいいよ。


講座終了後、何人かの人と一緒にのみに行きました。この講座のよいところはいろいろありますが、参加メンバーがカウンセラーを目指しているだけあって、みな相手の話を聴こうという人ばかりです。それで、とても好きになれる方と多く出会いました。それが、私を癒していると思います。

2007年7月29日

養成講座での気付き(7月29日)

 今日は産業組織と人事労務管理についての講義でした。今、自分もコンサルで多く直面している課題だけに、非常に勉強になりました。多くは診断士の勉強時に学んだ事でしたが、以前にも出てきた「ジョハリの窓」は、人間関係においての基本的な考えとして再度確認できてよかったです。

ジョハリの窓とは・・・

  • 「自分で自分を知っている、他者が自分を知っている」部分を「開放の窓」
  • 「自分で自分を知らない、他者が自分を知っている」部分を「盲点の窓」
  • 「自分で自分を知っている、他者が自分を知らない」部分を「秘密の窓」
  • 「自分で自分を知らない、他者も自分を知らない」部分を「未知の窓」


・・・と定義した上で、人間関係をよくするには、開放の窓を広げることが大切というものです。そのためには①自分自身の自己開示②他者からのフォードバックを行っていくというものです。組織の人間関係構築にとても役に立つ話だと思います。

2007年7月22日

養成講座での気付き(7月22日)

 産業カウンセラー養成講座に行ってきました。朝、体調が悪く休もうと思ったのですが、少し無理して参加しました。今日は体調の問題もあり、カウンセラ役はせずに、クライアント役だけでしたが、とても気付きのある一日で無理してでも参加してよかったです。

  • その「きっかけは・・・」、事実の確認でその感想を聴く。
  • 事実の裏にある感情にふれるのはかなり難しい。
  • 「自分らしく」自分の持ち味を大切にする。
  • 焦る必要はまったくない。課題をもってのぞめればよい。
  • 目標が実現できなくてもなぜできなかったか気付けばよい
  • 相手、話しの内容、自分の感情が違うのだから当然カウンセリングの絶対的なマニュアルは無い
  • 沈黙時に要約するのか、待つのか、質問するのか?
  • 質問は遠まわしの提案になることがある。
  • 指示的、自分の価値観をいかにださないか?

2007年7月15日

養成講座での気付き(7月15日)

産業カウンセラー養成講座に行ってきました。今日は講義です。産業カウンセラーとはなんぞやという話でした。話は非常にわかりやすく説明していただけたのですが、私の理解力がなく、本当は先生は私が理解したことよりも、もっと深い意味で話していた気がします。もし、産業カウンセラーになれたら、もう一度聴いてみたい話です。

次回は演習です。前回が上手くいかなかったので、その反省を活かしたいです。「ゆっくり話す」「指示的にならない」「自分の価値観で意見を言わない」「すべてはクライアントのために・・・」 少なくとも最初の2つはできるようにしたいです。

2007年7月 8日

養成講座での気付き(7月8日)

 産業カウンセラー養成講座に参加しました。今回はカウンセラー役での自分が思ったように出来ずにボロボロ&反省の一日です。主な気付きの点は以下のようなものです。

  • 以前からの課題であるが、教示的、主観的な言い方になってしまうことですが、ここ数回は注意して、できていたにもかかわらず、今回はできませんでした。「それで納得されたのですね」と言ってしまったのですが、「それでなっとくされたのですか?」と質問で返すべきであったと思います。
  • 困ってくるとカウンセラの態度としてはあるまじき態度をとってしまうこともわかりました。例えば「うなずきが細かく」なったり、笑ってゴマかすなんてことです。これは最低ですね。
  • ゆっくりなカウンセラの態度はクライエントを話しやすくすることもわかりました。これは意識すれば出来るはずですので、次回の目標としたいです。


 それにしても、いろいろ失敗して「気付き」の多い一日になりました。失敗があるからこそ成功があると信じて、次回は「ゆっくりなカウンセラの態度」に注意して演習にのぞみたいです。

2007年7月 1日

養成講座での気付き(7月1日)

 この養成講座も中盤に入り、これまでの学びも含めて実習を行うので、かなり実習自体のレベルが上がってきている感じをうけて、一日の実習が終わると、疲労とそれをは相反する充実感でいっぱいになります。

 今回の講座で最も心に残ったのは、カウンセラとクライエントが話をする時間は「クライエントの時間である」ということです。質問や要約、その他の係わりがカウンセラのものあってはいけないということです。具体的には、もし、カウンセラが必要で質問をする場合は、その意図をちゃんとクライエントに伝えるといったことになります。

 一言で言うと「クライエントのことを大切に想って接する」ということになるのでしょうが、今の自分の力では、その余裕がなくカウンセラとしての立場でいっぱいいっぱいになってしまっています。

 その他にも、今回も大きな「気付き」がありました。

  • カウンセラは自分の感情の湧き起りに素直になって意見を言ってもいよい。ただし、その意見から先が指示的にならないこと。
  • カウンセラは自分で今どのような形でクライエントと係わっているのかを意識する。
  • カウンセラが話の流れを止めて質問などをした場合は、その意図をクライエントに伝える。また、あまり質問をしすぎてクライエントの話を止めないようにする。
  • クライエントの発した感情の言葉は大切にする。
  • カウンセラが話をするときは少し呼吸をおいてから話すようにする。

2007年6月25日

養成講座での気付き(6月24日)


 産業カウンセラーの養成講座に参加しました。今日はパーソナリティ理論の講義です。今回も非常に興味ある内容でした。特に発達心理学の話は面白かったです。

 発達心理学とは、人の加齢に伴う発達的変化を研究する心理学の一分野で、かつては、子どもが大人になるまでの過程が発達であると考えられていたのですが、現在では老年期までも含め、人は生涯を通して変化・成長を続けるものと捉えられるようになったとの事でした。

 産業カウンセラーでは、青年期以降の老年期までを詳しく学びますが、人の発達段階で心的、社会的、身体的な発達とそのための条件、また発達を阻害する要因や発達障害などが多種多様に変わることに驚きました。

 私などは、青年期に経験すべきことが足りなくて、今いろいろ悩んでいるのか、それとも中年期に入りかけて正常な阻害要因にぶつかっているのかよくわかりませんでした。ただ、発達段階で辛いことも含めて経験することが成長につながる話を聴くと、「うつ病」で苦しんでいて、今とりあえずは復活できていることは、とても良い経験をしたのではないかと再認識しました。

2007年6月17日

養成講座での気付き(6月17日)

 政府は15日午前の閣議で、2007年版「障害者白書」を決定した。精神障害を持つ人の数は05年に約303万人となり、02年から約45万人増え、初めて300万人を超えたことがわかった。

 精神障害を持つ人のうち、在宅(通院)は02年から44万人も増えて約268万人に、施設入所は1万人増えて約35万人になった。白書をまとめた内閣府は、「現代社会のストレスの増加や、心療内科の増加などで医療機関を受診しやすくなったからではないか」と見ている。(読売新聞)

 ・・・という記事が載っていました。産業カウンセラーのような役割を担うヒトの存在は大変重要になってくると思います。

 産業カウンセラー養成講座に行ってきました。今日から新グループで少し緊張しましたが、またよい人たちで安心しました。

 今日の気付きです。

  • カウンセラーとクライエントのやり取りで温度差をなくすこと
  • 言葉以外のゼスチャーや目線、口調の強弱もよみとる必要がある。
  • 感情には感情への応答で返すとよいと思った。
  • 共感とは口先だけでなく、まるで自分が部分的に体験しているかのように感じること
  • カウンセラーがクライエントに気付きの瞬間の質問や応答はとても価値のあるものだ(キラーパス)

等・・・

2007年5月28日

養成講座での気付き(5月27日)

 産業カウンセラー養成講座がありました。今日は演習なので、人の話を聴く時の実践的な気付きがたくさんありました。まず、一番大きな気付きはカウンセリングは、インタビューとは違うので、クライエントに言葉を返すときには一呼吸おくようにするということです。クライエントはゆっくり考えながら話していることも多いので、相手の言葉を遮ってしまう場合があるからです。

 あまり、カウンセリング技法にとらわれず、自然体で聴くというのも大きな気付きでした。大切なのはカウンセリング技法をこなすことではなく、クライエントに寄り添いながら、クライエントをより知ることである、ということです。クライエントの気持ちをよく知るために「その時のお気持ちはどうでしたか?」「そのときあなたはどうお考えでしたか?」という質問はよい問い掛けだと思いました。

 また、ノウハウ的なことですが、クライエントが沈黙した時、「待つ」か「要約してから質問」を行なうのが本来のカウンセリングの方法ですが、「今、何をお考えですか?」「今、お話はひと段落つきましたか?」と質問し、次の段階に進むのもありだと知りました。話の最初にクライエントの話し始めの言葉を繰り返すと、話の全体が見えやすくクライエントがより話しやすくなる事も知りました。

 今回の演習でこれまでのグループは最後になってしまいました。とても話していて学びの多いグループだったので寂しい気がしますが、次のグループでもきっとよい出会いがあると思います。

2007年5月21日

養成講座での気付き(5月20日)

 今日は講義でした。午前が「心理テストの利用」、午後が「職場のメンタルヘルス」です。どちらも関心の高いテーマで時間が短く感じました。

 「心理テスト」に関しては、まず「自分を知る」ということに使えそうです。まだまだ、他人様を知るほどのスキルはないので、まず自分の自己一致のために、試してみたいと思います。バウム・テストでは、私は「子供っぽい傾向」がいくつか出ていました。ただ、最後に学んだように「ひとつの心理テストを鵜呑みにしない」が大切だと思います。

 「職場のメンタルヘルス」は自分の病気との関係もあって、多くの学びがありました。もし、自分が病気なったとき、今回のような知識があれば、もう少し「セルフケア」ができたのかなと思いました。ただ、今学んでいる事が大切だと気づけるのは、当事の経験があるからなので、何事も「無駄」はないと再認識しました。

2007年5月 6日

養成講座での気付き(5月6日)

 産業カウンセラー養成講座がありました。何度も書いていますが守秘義務がありますので、今日も演習での気付きだけ書こうと思います。前回の演習でも気付いたのですが、私はどうしてもアドバイスをしてしまいます。これはコンサルタントとしての癖が体に染みついているのだと思います。

 カウンセリングの段階は「リレーション」→「問題の把握」→「目標設定」と進んでいきますが、私の場合は関係作りの「リレーション」の段階で目標設定に足を踏み入れているようなものです。相手の気持ちを十分把握していないにもかかわらずです。「目標」も相手の言葉から見つけなければならないのに自分の考えで提案しています。

 まだ、この養成講座が始まって1ヶ月です。これから訓練でちゃんとした傾聴ができるようになりたいです。もうひとつ気付きと言えば、傾聴では「事柄を聴く」ではなく「感情を見る」ということも学びました。気付きの多い日でした。

2007年4月30日

養成講座での気付き(4月29日)

 産業カウンセラー養成講座に参加しました。座学でしたが興味津々の話ばかりで6時間がとても短く感じました。ロジャースの来談者中心療法における傾聴が大切であるというスタンスには変わりありませんが、様々なカウンセリングの手法を学びました。とくに関心を引いたのは、論理療法と内観療法です。

 論理療法ですが、簡単に言うと「人にはいろいろ悩みがあるが、それはその人の考え方に原因があり、よってもっと楽にと説得(らしきものを)する。」というものです。カウンセリングで説得の要素が入っているのは珍しいそうです。論理療法の具体例では、「ねばならない」は悩みを大きくするので、「した方がよい」に書き換えて壁に貼る方法があるとのことでした。

 もうひとつの内観療法は「自分と向き合い過去を謙虚にみつめること」で誰か身近な人に対して以下のことを書き出すそうです。

  • してもらったこと
  • してもらって返したこと
  • 迷惑をかけたこと


 どこかで聞いた話だなぁと思っていたら、これは「鏡の法則」に似ていますね。というか、逆ですね。「鏡の法則」は内観療法の実例の話がとても分かりやすく書いてあるのだと思いました。

2007年4月22日

養成講座での気付き(4月22日)

 産業カウンセラーの養成講座に参加しました。今日は演習です。今日も幾つかの気付きがあり大変役に立ちました。

 まず、相手の気持ちを受け取るときには、アドバイスまではしてはいけないことです。私は、相手からきっかけとして言葉をかけられたときに、その言葉を受け入れながらもすぐに自分の考える解決策を提案していました。しかし、これをしてしまうと相手はそれ以上何も言えなくなってしまう事に気付きました。時々、お客さんから十分なヒアリングが出来ないときがありましたが、それは私が結論らしいことを言ってしまっていたからなのかもしれないですね。コンサルとしては何らからの解決策をいくつかメリット、デメリット共に提示して、クライエントに意思決定してもらうのが普通です。しかしカウンセリングの場合は、まず相手をよく知るために、相手の気持ち(価値観)をじっくり知るための時間が必要だと学びました。

 コンサルと似ている部分も多いですが、コンサルでは相手の気持ちを知るために時間をとりすぎると成果がなかなか出ない状態になります。かといって、気持ちを知るために時間を削って相手の本当に望む未来に向かってのコンサルができるかというと疑問ですので、TPOに合わせて様々な技法を使いこなす必要がありそうです。

 もうひとつの大きな気付きは、「何のために要約をするか?」です。コンサルでも相手の話を要約することはよくします。その時に気をつけなければいけないことは、要約のための要約であってはいけないということです。要約をすることで次に何をしたいのか、相手に何をもとめたいのか・・・。目的を実現するための要約でなければいけないのです。この目的は何か・・・も大きな気付きです。今、自分と話してくれている人とどのようなかかわりを持とうとしているのかを意識する必要がありそうです。

 まだ、3回目の産業カウンセラー養成講座ですが、産業カウンセラーになる云々よりも大きな収穫を自分に与えてくれそうな気がしています。

2007年4月16日

養成講座での気付き(4月15日)

 2週間ぶりの産業カウンセラー養成講座です。前回は演習でしたが今回は講義です。講義の理論を実践で活かすのはきっと難しいと思いますが、今私のしているコンサル活動と似ているところが多いなぁとも思いました。

 まず一番印象に残ったのは「カウンセリングは治療だけではなく、予防、開発も重要である」ということ。カウンセリングというと「心の病」に対して相談にのるのが一般的なイメージのようですが、それだけだと非常に範囲が狭くなってしまいます。「心の病」に限ったことだけではなく、職場、家庭、近所、コミュニティといったあらゆる人が集まる場面での環境をよりよくするためのコミュニケーション活動といえそうです。その中には治療もあるでしょうし、予防もあるのだと思います。私の中の産業カウンセラーのあり方も、この講座を通じていろいろと学べて良くのだと思います。

 もうひとつカウンセリングは身の上相談とは違うという事です。身の上相談は経験豊富な方が自分の体験を通じて困っている人の相談にのることです。困っている人にとっては実体験にもとづいた話なので大変説得力、納得性があります。しかし、経験からくる話は個人差があり、人によって合う合わないがあるのだと思います。カウンセリングの場合は心理学的療法にのっとり話をします。そういう意味では話の個人差は少ないのかもしれません。ただ、様々な心理学的療法があり、どの手法を使うかはクライエントにあわせなければなりません。その判断はカウンセラーが行なうとのことだったので、カウンセラーによってクライエント対応の差がでてくるのかなと思いました。

 来週は演習です。今回学んだことが少しでも活かせるように頑張りたいです。

2007年4月 1日

養成講座での気付き(4月1日)

 産業カウンセラー養成講座に参加しました。今日が初日なので期待と不安がありましたが、初日の感想としてはとても楽しかったです。私がこの養成講座に参加したのは2つの目的があります。

 ひとつは、顧問先でよく聴く「心の悩み」への答え方を我流ではなくて、ちゃんと学びたかった事。もうひとつは、自分自身がうつ病だったので、自分自身をカウンセリングしたかったことです。

 この講座は演習が非常に多いです。そしてその演習では自分のこれまでの体験を話します。ですから、演習で見聞きした事は絶対に外に漏らしてはいけません。カウンセラーとして当然の守秘義務が発生するのです。ただ、その分、自分自身が題材なので、話してフォローアップして貰うことにより、自分自身に気付きがあります。

 私が参加した2つの目的のうち、自分自身のカウンセリングにはもってこいだと感じました。今日も、「相手の顔(目)を見つめすぎる」や「一生懸命うなづきすぎる」といった普段では誰も指摘してもらえないような事を指摘していただけたので、とても勉強になりました。

 これから7ヶ月ありますが、いろいろと勉強したいと思います。このブログでは、守秘義務があり詳しくは講座の事をかけないので、参加して得た「自分自身への気付き」を記録していきたいと思います。

2007年3月13日

産業カウンセラー養成コース申込

 4月から産業カウンセラー養成講座を受講できる事になりました。申し込みも完了です。これからほぼ毎日曜日に受講する事になります。今の仕事のペースから考えて少し無謀な気もしますが、やはり「やりたい」と思ったときが、一番頑張れるので、きっと完了できると思っています。

 今年の最初に産業カウンセラーになって、自分の経験を役立てられないかと考えたのですが、カウンセラー養成講座に申し込んだところ、既に定員イッパイでキャンセル待ち状態でした。産業カウンセラーを目指している人が多いことに驚きました。まずはキャンセル待ちして、上手く順番が着たら、これは「仕事が忙しくても頑張れ」という天の声として捉えて頑張ろうときめました。

 運よく順番が回ってきたので、これをチャンスと考えて、4月から頑張りたいと思います。産業カウンセラーはビジネスというより、自分を高めるための勉強と思っています。