2007年4月16日

養成講座での気付き(4月15日)

 2週間ぶりの産業カウンセラー養成講座です。前回は演習でしたが今回は講義です。講義の理論を実践で活かすのはきっと難しいと思いますが、今私のしているコンサル活動と似ているところが多いなぁとも思いました。

 まず一番印象に残ったのは「カウンセリングは治療だけではなく、予防、開発も重要である」ということ。カウンセリングというと「心の病」に対して相談にのるのが一般的なイメージのようですが、それだけだと非常に範囲が狭くなってしまいます。「心の病」に限ったことだけではなく、職場、家庭、近所、コミュニティといったあらゆる人が集まる場面での環境をよりよくするためのコミュニケーション活動といえそうです。その中には治療もあるでしょうし、予防もあるのだと思います。私の中の産業カウンセラーのあり方も、この講座を通じていろいろと学べて良くのだと思います。

 もうひとつカウンセリングは身の上相談とは違うという事です。身の上相談は経験豊富な方が自分の体験を通じて困っている人の相談にのることです。困っている人にとっては実体験にもとづいた話なので大変説得力、納得性があります。しかし、経験からくる話は個人差があり、人によって合う合わないがあるのだと思います。カウンセリングの場合は心理学的療法にのっとり話をします。そういう意味では話の個人差は少ないのかもしれません。ただ、様々な心理学的療法があり、どの手法を使うかはクライエントにあわせなければなりません。その判断はカウンセラーが行なうとのことだったので、カウンセラーによってクライエント対応の差がでてくるのかなと思いました。

 来週は演習です。今回学んだことが少しでも活かせるように頑張りたいです。

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