2007年3月18日
人は努力する限り迷うものだ
ゲーテの言葉です。私もこれまでの人生を振り返ると悩んでばかりです。その時は苦しくて辛くてどうしていいかわからないのですが、それでも悩んで、考えて何とか打開策を見つけてこれました。果たして打開策といえるかどうかは微妙なときもありましたが、とりあえず今もなんとか努力を続けられています。そして悩んで考えられています。これだけで十分生きている実感を味わえている気がします。
よく、「努力を続けられることも才能だ」といわれる事があります。そこでは結果や成果は見られていません。ビジネスの場合は成果を求められますが、人生の場合はその過程こそが大切でだと思います。成果は過程そのものだと思います。言い換えれば、「どのような過程の人生を送っているか」ということ自体が成果だと言えるのではないかと思います。
つまり、人生においては、努力するという過程自体が成果と考えられるのです。努力には試行錯誤が付き物です。そこで試行錯誤したことが、次の壁にぶつかったときに役に立つことがよくあります。この試行錯誤、つまり「迷った経験」こそが人生の経験値を高め、価値を生み出すと私は考えています。
うつ病の時は「こんな人生」と何回も思いました。しかし、振り返ってみるとその時の試行錯誤が、今の不安定な人生でも、その波を吸収し安定している人生のように考えられる知恵を与えてくれました。
人生はストレートな道ばかり歩いているとそこから外れたときに対応ができません。迷って迷ってジグザグな道を歩くことこそ長い目で人生を見たときの一番真っ直な道のりかもしれませんね。
- by yado
- at 11:03
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