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ポイント:モチベーション、高すぎるハードルは飛び越せない、高すぎるハードルは飛び越せない

モチベーションを高め維持する(前編)


モチベーションとは

 モチベーションとは、ある目標に向かって行動に駆りたてるような心の動きです。ヒトの心は移ろいやすいもので、このモチベーションを高め、維持するのは大変難しいものです。

 モチベーションを心理学的に研究している人はたくさんいると思います。いろいろ本も読んでいるのですが、なかなか難しいです。共通して様々な書籍に書いてあるなぁと思うことは「高すぎるハードルは飛び越せない」ということです。でも「ハードルがないと高く飛べない」ともいわれています。

 つまり、モチベーションを高めるには「目標」が必要なのだと思います。この「目標」が明確になることによって、それを実現するためにモチベーションが上がります。しかし、この「目標」は高すぎると、いつまでたっても達成できません。「賽の河原」のようなもので達成できない目標はモチベーションを下げていきます。そこで、達成できる「目標」に本当の「目標」を細分化していきます。細分化された目標はマイルストーンといえると思います。

 実現可能な「目標」を従順にクリアすることによってモチベーションは維持されていくのだと思います。つまり、モチベーションは高めること(クリエイト)でき、維持(メンテナンス)できるものなのです。

モチベーションを維持する

 モチベーションは高めること(クリエイト)ができ、維持(メンテナンス)できると書きました。では、モチベーションを高めるのと、維持するのではどちらが難しいでしょう。

 私はモチベーションを維持する方が難しいと感じます。目標が細分化されてクリア可能なレベルになっていればモチベーションは維持できるのでしょうか? そうとは限らないです。自分でもわけがわからない気分的な波によってモチベーションは下がったりします。

 モチベーションはほっておけば下がっていく非常にデリケートなものだと感じます。また、体調に大きく影響されるように、組織的な援助や仕組みで何とかなるものでもないと思います。

 モチベーションを維持するためには、やはり本人によるモチベーションへの働きかけが大切なのです。

モチベーションを下げる4つのタイプ

 モチベーションを下げてしまうタイプとして以下の4つが考えられます。

 やらなければならないことにいざ取り掛かろうと思っても、ついつい他のことが気になって集中できず、結局なかなか取り掛かれない状態が続いてしまう「失敗不安型」。予定外の急な仕事などで計画が狂ってしまうと気分が乗らなくなってしまう「強いこだわりタイプ型」。次から次へといろいろなことに興味が湧いてひとつのことに集中できず、結局ヤル気が長続きしない「やりたいことがいっぱい型」。「疲労」が慢性化する「燃え尽き型」。

 次回、それぞれのタイプについて考えてみます。

参考
「やる気のある自分に出会える本(笹氣健治著)」

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2007年09月03日 宿澤直正


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