2005年3月12日

「休む」ことは「回復」するための仕事である

 個人事業を始めてから、以前よりさらに悪い状況になったことがある。それは休めないということである。もちろん幸いないことに仕事があり、忙しくて休めないとという事もあるが、むしろ、精神的に不安で休めないほうが大きい。勤めていた時代と違い、やはりいつ収入がなくなるか不安はつき物である。仕事があるのなら、休むより仕事をしていたほうが安心してしまう。

 私の性格は個人事業に向かないのかもしれない。自宅を事務所にしていることもあるが、仕事のオンとオフの切り替えが非常に下手である。だいたい、朝の6時に起きるが、それからすぐ、仕事を始める。途中休憩をはさむが、酷いと夜の11時ぐらいまで仕事場にいることがある。

 そこで、最近は少し考えを変える努力をしている。「休む」事も仕事である。休まないと、当然仕事の能率は落ちてくる。好きな仕事をしているといっても、やはり知らず知らずのうちの能率は落ちてくる。能率がおちた状態で行った仕事は、品質が悪い。ならば、仕事の品質を上げるために「休む」のである。もちろん目的は「回復」である。

 自分の性格には、とても難しい仕事であるが、この「休んで回復」の仕事をする必要性を感じ、実践を始めているだけでも、少し前進している、ということなのだろうか。

 作家のダニエル・W・ジョセリンはこう言っている。「休息とは回復であり、何もしないことではない」今の私にはとても大切な言葉である。

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