2005年4月16日

反省は、ほどほどに

 私は以前にも書いたかもしれないが、自分の事を完璧中毒症だと思っている。完璧中毒症は、完璧主義者とは天と地ほどの違いがある。完璧主義者は、よりよい結果を目指し健全な努力する。完璧中毒症は、完璧じゃない状況に耐えられず、恐れ、恐怖する。その恐怖心が、自分の力を向上させるための努力をさせる。その結果、周囲の人にはわからないが、完璧中毒症の人は非常に勤勉で、真面目で、信頼にたる人物に見えてしまう。すると、周期の期待が高まり、また追われる気持ちで必死に努力する状況に追い込まれていく…。

 でも意外に周囲の人はそこまで期待していないことも多いことに気づくと気分が楽になる。周囲の人が、成熟した人たちで、「成長をゆっくり待ってくれる人」の場合は幸せである。それは自分のペースでゆっくり成長していけるからである。ただ、不幸にして「待てない人」で周囲を囲まれてしまった場合、本当に追いつめられた気分になる。
 
 こんな時は、全てが自分のせいだと感じてしまう。それは周囲の人が原因でもあるが、一番大きな原因は自分自身の感じ方にある。全て自分のせいだと「悩み」「苦しむ」。そして何が悪かったのだろうと、混乱した頭で必死に考えようとする。ただそれは考えているのではなく、ただ悩んでいるのだ。そんな時は何の考えも生み出さない。

 悩んでいるとき、それはあなたの行動が原因ではない。あなたの感じ方があなたを悩ましているのだ。「反省」することは重要である。しかし「反省は、ほどほどに」しておいたほうが、前向きに生きられると思う。

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