2005年6月 5日
自分の、オーバーペースをとめたもの
自分は、このブログでえらそうなことを書いているが、自分でもできないことがたくさんある。「こうできたらいいなぁ」なんて気持ちで書いていることも多い。もちろん、自分を客観的に見るために、毎日日記を書き、点数をつけている。そういう習慣的なものはできるのだが、「気持ちの持ち方」はなかなか上手くいかないというのが、本音である。
いろいろ忙しくなってくると、このブログで何回も書いている「自分のペースで・・・、あせらずに・・・、悩まない・・・」なんてことは、すっかり忘却の彼方だ。「ひたすらがむしゃらに!、額に脂汗をかいて!、悩む!、悩む!」という状態になる。5月の中旬ぐらいから、仕事が急にいろいろ入ってきて、休日や寝る時間が極端に減った。個人事業主としてはうれしい悲鳴だが、自分の体は悲しい悲鳴をあげている。自分の体の悲鳴を聞いてか、今度は、自分の脳が苦悩の悲鳴を上げている・・・。
とりあえず、昨日、仕事がひと段落着いたので、今日は一日何も考えず、休もうと思っている。実は、明日からまた仕事と格闘の日々が始まる。いつもの自分なら、「少しでも前倒しに!」と恐らく明日からの仕事の資料づくりに入っているだろう。今日はそれを止めてくれたものがある。
それは、部屋に貼ってある、「自分の行動理念」の紙である。それは、どこでも目に付くように部屋の何箇所かに貼ってある。また、タイミングによって重要度や内容が変わるので、ときどき書き替えて、貼りなおしたりする。今書いてある自分の行動理念は5カ条だけである。
■あせらない、あわてない。
■悩まない、考える。
■自分は、きっとでききる。
■他人の動きより、自分の動き。
■自分に文句を言うのは自分だけ。
このブログで書いていることばかりだと思う。この中の「あせらない、あわてない」が今日の自分を止めてくれた。「止まった自分」は脳と体がとても心地よい。
そういえば、こうやって大切なことを紙に書いて貼っておく方法は、コンサルタントにとっては当たり前の方法 (よく「経営理念」とか「5Sの実践」とか会社の壁に貼ってありませんか?) なのだが、最初は精神科の先生に教えてもらった気がする。もっとも「行動理念」の内容は今のものとは若干異なり、マイナスの事ばかり考えていた自分が、プラス思考になったときに、そのプラスの考えを紙に書いて貼っておく方法だった。ただ、原理は一緒である。うつ病もある意味でオーバーペースが招くと思う。そして、悪いことはずっと覚えているのに、良かったことはその場で忘れてしまう、たちの悪い病気である。
自分にとってよくない考えは、それを断ち切る方法を、自分なりに見つけ、それに手直ししながら、継続していくと良いと思う。
とりあえず、今日はちょっと休もう。
- by yado
- at 22:04
comments
まどかさん。はじめまして。
私も偉そうなことをブログで書いていますが、悩んでばかりいます。「悩んじゃいけない、考えよう」と頭ではわかっていても、「でも何で悩むんだろう」とまた悩んでいます。
でも、最近は、悩むことは「自分がこの世界に希望を持っている証」と大そうなことを考えるようになっています。「うつ病」のときは、「世の中なんてどうでもいい!」と思っていることが多いです。でも「悩んでいる」時は、「こういう世の中になって欲しい」と思って葛藤しています。それは、家庭のこと、仕事のこと…、その他いろいろあります。
「悩んじゃいけない」と思いながらも、悩んでいるのがまた自分であれば、それを否定する必要はない、と思います。素朴な「悩み」が「考える」ステップになり、成長につながるのではと思います。
またお時間があったらこのブログを覗いてやってください。それでは、失礼します。
始めまして。お邪魔します。
私は今カウンセラーを目指して勉強しています。
自分に向き合ったり、勉強したり、色々欲張ってしまって目が回ってしまいました。今はゆっくりすることを楽しんでいるのですがまた欲張ってしまうことがありそうです。できましたら私にも『行動理念5か条』1と2暖簾分けいただけませんか?壁に貼り対と考えています。
Y・Mはは様
使っていただけると私もうれしいです。是非そうしていただきたいです。
カウンセラーの勉強をされているのですか? 私もコンサルタントという職業柄、コンサルティング、カウンセリング、コーチングと勉強をしてはいるのですが、勉強したことが、実践の場では出来ていないなぁ、と感じることが多いです・・・。
是非、いろいろと教えてください。よろしくお願いいたします。