2005年8月19日

「人に振りまわされずに生きる13の法則」より (ヨーゼフ・キルシュナー著)

 かなり前の本だが、「人に振り回されずに生きる13の法則」という本を読んだ。「うつ」の時に読んだら、少し、きついことも書いてあるなと思ったが、私がそうでありたいと願うこともいくつか書いてあった。

★変なこだわりを捨てたからこそ、彼はストレスから開放され、ゆったりと充実した生活を送れるようになったのだ。

 「うつ病」の後は、地位も名誉もあまり大切なものではないと感じるようになった。人生どうでも良いというわけではなく、もっと大切なことがあると思うようになった。今は、自分のやりたいことを、やりたいペースで出来始めている。自分に余裕が出来てくると、不思議と人と会う機会も増えてくる。今は、この「人に会う機会」がもっとも大切であると思う。

★「人に振り回されないで成功をおさめよう」としている人には、「負け」はありえないのだ。何故かといえば、世間の目には「負けた」ように見える瞬間があったとしても、その経験が次の勝利に結びつけばいいのである。

 前回書いた「成功と失敗の境目は?」と少し似ている。成功も失敗もその瞬間で見れば、どちらかの要素が強いかもしれないが、長い目で見れば、わからない。成功と思えば成功だし、失敗と思えば失敗である。ただそれを決めるのは、「自分である」ということ。

★実際に自分の身に危険がせまっている場合には、モラルなど気にしてはいけない。何が何でも身を守ることが再優先である。

 少し、笑ってしまったが、意外と大切と思う。

★自分の考えで行動し、その行動の良し悪しを自分の考えで評価すればいいのだ。そうすれば、他の人の批判が怖くなくなる。

 結局、この本が言いたいことはこの一文に尽きると思う。自分も偉そうに感想を書いているけど、なかなかこれが思うように出来ないのが正直な感想である。

★人を信用してそれで安心しているようなら、それは「落ち着かない生活」「見せかけの安心」に過ぎない。もしその人があなたを裏切ればその安心は消えてしまうからだ。

 これも大事だと思う。以前の上司が話してくれた言葉をいつも自分は忘れないようにしている。それは「安定は不安定、不安定は安定」という言葉である。この言葉に関しては、また今度、記事に書きたいと思う。

★私たちがいろいろ悩んだりするのは、過去や将来のことを「今」考えてしまうからだ。

 まさしく、その通り。過去の事は考えても決して過去の事実は変わらない。私は、同じ失敗をしない程度の反省をしたら、なるべく早く忘れる努力をとりあえず実践している。将来のことは考えることが無駄だとは思わない。リスクマネジメントが重要なように、将来起きるであろう不測の事態に対して対策をうっておくことは重要である。しかし、それも限度がある。ほとんど実現可能性のない将来の出来事を真剣に悩んでも仕方がない。

 昔の本を引っ張りだして読むと結構面白い。私は癖でかならずマーカーで気になった箇所に線を引きながら読んでいるが、昔と今では線を引く場所が、違うことが多い。成長したのか、退化したのかわからないが、自分が変わっていることだけは確かだ。

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comments

良いものを読ませてもらい、ありがとうございます。

私は、まだ自分の「考え」「芯」「ゆずれないもの」「自信」「覚悟」といったものが今一つ明確にできていないなと思っています。

 先日、偶然元職場の後輩と出会い、「ほんとに元気になりましたね」と言われました。社交辞令もあるでしょうが、たしかに彼のほうが元気が無いように思えました。(堰を切ったように、職場では言えない話しをし、少しすっきりしたようですが・・)

自分が変わっていっているのか知るには、人と会ったり、過去に自分を表にあらわしたものを時間をおいてみることが大切なのですね。

  • a-nother
  • 2007年1月 1日 23:57

a-nother様

いつも、ありがとうございます。

私は、a-nother様と直接お会いしたことはありませんが、きっと「ほんとに元気になっている」のではないかと思います。自分で考えて、悩みながら、進んでいらっしゃるので、きっとa-nother様が、自分では気づかない程、大きく変わっていると思います。

人が変わっていくときは、新しい世界に踏み出すことなので、当然不安もありますが、確実に世界は広がっていくと思います。自分が変わって良かったか、悪かったかの判断は、まだずっと先にすればいいと思います。

それでは、また。

  • やど
  • 2007年1月 1日 23:58

ご無沙汰しています。
すっごく久しぶりにブログをまとめ読みしました。
私のために立ち上げて書いてくれた返事に今更になって、レスして申し訳ありません。

まず、真剣に読んでくださり、心砕いた返事を書いてくださって、ありがとうございました。

その後日談・・・。

弟の新盆・一周忌と立て続けの法事。
弟の嫁は、直前で、すべてドタキャンしました。
弟が残した傷は、今も大きく、ざっくりとその生々しい傷を開いています。
亡くなったとき以上に、大きな傷です。

弟を取り囲む環境は、揺れに揺れて、
傷つきあいながら、泥沼に入ってます。
修復は不可能かもしれません。

  • まりあ
  • 2007年1月 1日 23:58

だから・・・・
みんな、死なないでほしい。
死ぬことは、何も解決にならないことを
知ってほしいです。

答えのない、メビウスの輪のような悩みに
あなたを取り囲むすべての人がはまりこんでしまうのです。

怒ったり、心配したり、腫れ物に触るような扱いをしたり・・・
きっと、気に入らないことの連続だとは思います。
でも、それは、あなたを思う人がいるってことです。死んでほしくはないのです。
ひとりぼっちじゃないんです。
それだけは、わかってほしいです

  • まりあ
  • 2007年1月 1日 23:58

まりあ様、お久しぶりです。

私が言える事は、以前書いた記事のような、つたないことでしかありません。上手く表現が出来なくて申し訳ありません。ただ、正直な感想を書かせていただきました。

これからも、まりあ様が、今、心から訴えていることをこのブログで書いていきたいと思います。

また、気が向いたらブログを訪問してくださいね。

では。

  • やど
  • 2007年1月 1日 23:59
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