2007年5月28日

養成講座での気付き(5月27日)

 産業カウンセラー養成講座がありました。今日は演習なので、人の話を聴く時の実践的な気付きがたくさんありました。まず、一番大きな気付きはカウンセリングは、インタビューとは違うので、クライエントに言葉を返すときには一呼吸おくようにするということです。クライエントはゆっくり考えながら話していることも多いので、相手の言葉を遮ってしまう場合があるからです。

 あまり、カウンセリング技法にとらわれず、自然体で聴くというのも大きな気付きでした。大切なのはカウンセリング技法をこなすことではなく、クライエントに寄り添いながら、クライエントをより知ることである、ということです。クライエントの気持ちをよく知るために「その時のお気持ちはどうでしたか?」「そのときあなたはどうお考えでしたか?」という質問はよい問い掛けだと思いました。

 また、ノウハウ的なことですが、クライエントが沈黙した時、「待つ」か「要約してから質問」を行なうのが本来のカウンセリングの方法ですが、「今、何をお考えですか?」「今、お話はひと段落つきましたか?」と質問し、次の段階に進むのもありだと知りました。話の最初にクライエントの話し始めの言葉を繰り返すと、話の全体が見えやすくクライエントがより話しやすくなる事も知りました。

 今回の演習でこれまでのグループは最後になってしまいました。とても話していて学びの多いグループだったので寂しい気がしますが、次のグループでもきっとよい出会いがあると思います。

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