ポイント：携帯サイト、集客、人を集める、検索サービス、携帯ポータルサイト、携帯ランキングサイト、QRコード、空メール、サイトマップ

携帯サイトに人を集めるには（前編）

携帯サイト利用者増大の傾向と背景

　携帯電話等利用者数が前年末から1098万人増加（18.8％増）して推計6923万人に達し、パソコン利用者数（推計6601万人）を初めて上回ったとの情報が「通信利用動向調査（総務省）」によって出されたのは少し前の話になりますね。

　「通信利用動向調査」では他にもいくつか面白い話が見えてきました。世代別では、携帯電話利用率が、20代～40代では9割を超えており、 60代後半でも約5割と高く、性別では、女性の携帯電話使用率が割合的に男性よりも高かった･･･とのことですが、私が驚いたのは、少し高齢者の方には失礼な言い方になりますが、60代後半でも約5割の方が利用しているとのことで、意外に高齢者の方は携帯に電話に対しての抵抗感はないようです。これがパソコンだとこのような数字は出てこないと思います。

　また、携帯ネットビジネスを変えるであろう要因として、各携帯電話会社での検索サービスが始まったことは見逃せません。NTTドコモは10の検索エンジンから選択、KDDIはGoogle、SoftBankモバイルはYahoo!モバイルと、各携帯会社によって検索サイトの選択は特色が出ていますが、携帯サイトにキーワード検索技術が導入されたことによって、以前に、パソコンでの検索がディレクトリ検索からキーワード検索に変わった時と同じ現象の発生が予想されます。

　携帯ネットビジネスはこれまでのような階層的にメニューで見つけることが多いネット・コンテンツの市場規模の拡大に加えて、キーワード検索から見つけられるネット・サービスの市場規模が急激に拡大してきているのです。

携帯サイトに人を集めるには･･･

　これらの背景と傾向を踏まえて、携帯サイトへのアクセスアップを目指すには、概ね以下のような方法が考えられます。

携帯サイトでのSEO対策
ポータルサイトへの登録
ランキングサイトへの登録
紙メディアへのQRコード掲載
空メールでのアクセスアップ
携帯とPCサイトの連携

　これからこのコラムでも、これらの方法について考えていきたいと思います。

携帯サイトでのSEO対策

　まず、アクセスアップというとSEO対策が思い浮かびますね。携帯サイトもPCサイトと同じ道を辿り、携帯の情報探索もディレクトリ中心から、キーワード検索中心に移行していくと考えられます。当然、携帯サイトでもSEO対策は重要なテーマになってくる（既になっている）と思います。

　携帯サイトも、現時点でのSEO対策はPCサイトとあまり変わらない感じです。ただ、携帯サイトで本格的に検索サービスが始まったことはまだ昨年（2006年）の話です。今後大きな転換があっても不思議ではありません。動向に注意が必要なテーマです。

携帯サイトは、テキスト量が限られるため、Title、metaにキーワードを入れることは必須である。
外部リンクも重要であるが、携帯サイトの場合、リンクできる量に限りがあるので、より、キーワードにあったリンク先、または公共性の高いリンク先を選ぶ。
SEO対策の効果が出るまでの間、キーワード広告などを利用してプロモーションするのも有効。
Googleサイトマップが携帯サイトにも対応になったので登録・設置を行う。
Yahoo!モバイル等ポータルサイトに登録する。

今回のSEO対策の最後にも出てきた「ポータルサイトに登録」から次回コラムでは書いていきたいと思います。

2007年07月09日宿澤直正記

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