Search




Archives

2005年11月12日

敬意を表する組織風土

 診断士の勉強会のすばる21に参加した。今回のテーマは「情報共有を活用する仕組」である。そのテーマで議論するうちに「どのように共有する情報を提供してもらうか」という話題が中心となった。とても面白く、そして有効だなと思った意見で「情報を提供してた人に敬意を表する組織風土を作る事」である。当たり前の意見のように感じるが
議論するとかなり奥が深い。特に「敬意を表する仕組」でなく「敬意を表する組織風土」という表現がこの意見に深みを増していると思う。

 この「敬意」という表現は最近のコンサル活動で私の中のキーワードの一つになっている。偶然に今回勉強会でもこの「敬意」という表現が出てきたが、情報共有に限らず、組織を発展させていくためには、人は部下、同僚、上司、組織、会社に「敬意」を表することによって、逆に「敬意」を表される。そうすれば、コミュニケーションが積極的に行なわれる組織となり、組織として活性化されていく。

 それには、会社の中にはいろいろな関係が存在するが、それぞれの関係の中で、お互いがお互いをよく知る事が大切である。なかなか社内でそういう活動を始めるのは「今更」という感じで難しいのかもしれない。しかしそこに外部の人間(コンサル)が絡む事によって、そのような動きに持っていけると思う。これこそがコンサルの役割なのではないかと最近思う。

(記述:26:00)