2009年10月25日
バズワードが生まれるにも意味がある
グラウドの講演をするのになんですけど、クラウドの言葉に泳がされてはいけませんね。
特にプライベート・クラウドなんて、もうクラウドの定義(そんなものがあるとしたらですが...)から離れていると思います。
クラウドはこれまでの技術の積み重ねを整理する言葉だと思っています。
もう少し悪辣に言えば、これまでの技術の積み重ねをお色直しし再度マーケティングを行うための言葉です。
ただ、「お色直し」という部分が大切で、よい化粧品がでてきて、前とは別人のように美人になったというところでしょうか...。
よい化粧品とは、仮想化技術や、モバイル関連技術、Webブラウザの操作性向上などです。
IT業界は、バズワード(はやり言葉)が大好きです。
ただ、IT業界の人たちは今の状況「言葉」であらわす能力を高いと思います。
Web2.0、クラウド...
今の状況を表しているのですから、消える「言葉」も多いということです。
でも、その状況で培われた「IT技術」や「使い方」は確実に残っていますから、「バズワード(はやり言葉)」として、一概に片づけられないところがおもしろいです。
- by yado
- at 23:22