Search




Archives

2010年2月26日

「機能的ベネフィット」と「情緒的ベネフィット」

マーケティングを考えるときお客様の求めるベネフィット(便益)を考える必要があります。

私もそうですが、自分のお客様へのベネフィットを考えるときどうしても「私はこれができます」という表現になってしまいます。
これは「機能的ベネフィット」です。

「機能的ベネフィット」は説明しやすく、そして相手もわかりやすいです。
また、数値ができるものも多いです。

ただし、ここに落とし穴があります。
「機能的ベネフィット」は単純比較がしやすいのです。
つまり、ネットの比較サイトで比べるので価格勝負になりやすいです。

もうひとつ考えるべきは「情緒的ベネフィット」です。
お客様の感覚にどう訴えるかということです。

例えば、高級腕時計は「時間がわかる」ではなく「他人にちょっと自慢できる」が「情緒的ベネフィット」です。
また、東京ディズニーランドは「アトラクションにのる」ではなく「家族との思い出」が「情緒的ベネフィット」になります。

「機能的ベネフィット」と「情緒的ベネフィット」は表裏一体です。
お客様に伝えるときに、少しの発想の展開ができるといいですね。