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2010年10月14日

痛みと傷みの違い

ある社長さんから聞いた話です。

「痛み」と「傷み」の違いってわかりますか?
「痛み」は自分にしかわからないことです。
「傷み」は他人にも伝わることです。

...という話でした。

深くいろいろと考えなければならない話だと思います。

「傷み」は他人にも伝わることなので、相手が出血しているとか、顔色が悪いとか、元気がないとか...気付いてあげられる状態です。

しかし、「痛み」の方はその人しかわからないので、気付いてあげられません。その人は自分で「痛み」を癒そうとして余計に苦しいスパイラルに入っていくことが考えられます。
そのスパイラルの過程で「うつ」などの病気を発症してしまうことも十分考えられます。

そうなれば他人にもわかる「傷み」になるのかもしれませんが、「心」の問題の場合は、じわりじわりと傷つけていくので、治っていくのにも時間がかかります。

「痛み」をどう早い状態で気付いてあげられるのか、それは「カウンセリングの領域だ」とは言わずに、「日頃のコミュニケーション」の大切さを、今一度気付きたいと思います。