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2010年11月19日

事業仕分け評価結果の恐ろしい文章

事業仕分けで11/18分(独)情報処理推進機構の評価結果を読んでいたら、恐ろしい文章を見つけてしまいました。

「(3)高度IT人材の育成」での公の評価結果のコメントですが、情報処理技術者試験に対して「あれば使うが、なくなっても実務上は全く困らない。試験のレベルも高くない。実務能力は測れない。」という文章です。

一部は納得する部分(実務能力は測れない)もあります。ただこの文章も、試験勉強して、体系的に学んだ事を実務の助けとすることはできます。
そもそもITSSレベル4までしか試験では測れないといっているのですから、試験の活用の仕方や、背景は業界の人間は把握していると思います。
試験結果ではなく、それを目標に勉強することが尊いのです。

まだその文章は、よいとして「試験のレベルも高くない。」という文章は理解ができませんでした。
誰をターゲットとして、この言葉が出たのかよくわかりません。
多分、言葉のやり取りの一部を切り取って評価結果として公開しているのだと思いますが、公的な指摘である事には違いありません。
今、試験合格を目指して、勉強をしている多くのIT業界の関係者、学生にとっては、寂しい言葉です。

そもそも、人材育成に関しては未来に向けての投資です。
特に人材に対しての投資は、結果が全く出ないこともありますが、予想を大きく超えて効果が波及していくことも多いです。

企業が成長していくにはすべて人材(最近人財って書く人が多いですね)です。
国も同じだと思います。