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2011年11月 2日

「人の相談にのること」で自分が助けられている

カウンセラーの仕事をしているせいか、最近SNSから「心が疲れたとき」の相談をよく受けるようになってきました。

このような相談に乗ることは、わたしは大好きです。
それは、自分がうつ病だったとき、多くの人に助けてもらい、人にとって人がいかに大切かわかったからです。

ただ、最近感じることがあります。
自分の「人を助けたい」という気持ちが、すでに自分のエゴではないかという疑問です。
「人を助けたい」と気持ちは「自分は人を助けることができる」という一歩間違えれば上から目線になってしまう気持ちを含んでいるのかもしれません。

また、最近、更に強く感じることは「人の相談にのること」で助けられているのは自分の方ではないかという想いです。
人は人と繋がりながら、そしてお互いが助け合っていかないと、生きていけないと思います。

「人を助けるためにとっているコミュニケーション」は、「自分を人らしく導いてくれているコミュニケーション」だということ謙虚にとらえたいと思います。

これこそが、自分の経営理念、人間としての理念の原点になるのではないかと、今は感じています。
私の仕事は「人に大切な何かを伝える仕事」だからこそ、「人からそれ以上に大切な何かを頂いている」仕事であるということです。
「私は人に生かしてもらっている。だから、その恩返しを自分のできる範囲でしたい」...これが素直な気持ちだと思います。