2011年12月 6日
「訓練」ではなく「演習」を
BCPのセミナーを聴きいてきました。
非常に同意させて頂ける話としてBCPにおける「予防の困難さ」の話がありました。
予防はもちろん重要です。
しかし、予防はあくまでも想定の範囲内でしかできないということです。
今回のように(事前に想定できたかどうかは別として)あちこちのハードウェア、ソフトウェアともに、想定の範囲外の状況に対応しきれなかったことを考えると納得がいきます。
そのことを「訓練」と「予防」のキーワードでわかりやすく説明されていまぢた。
「訓練」は想定の中で「成功」させること、「演習」は想定外も含めて「失敗」を体験することだそうです。
人間は「失敗」から多くのことを学びます。
それならば、人が想定した範囲の中での「訓練」よりも、「演習」で失敗した方がよいとのことです。
「訓練」のシナリオではなく、「演習」のテーマをどうやって設定していくかが、ポイントになりそうだと感じました。
- by yado
- at 23:55