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2012年1月 3日

私が事業を諦めずにすんだ、かみさんの言葉

私が事務所を開業したのは2005年1月です。7年がたち8年目に入りました。
よくブログにも書いていますが、金なし、コネなし、経験なしで起業した私の開業後の半年は、ほとんどの仕事がありませんでした。

転機はある社長から教えられた「まず人に会いなさい。そして運よく仕事がもらえたらそれを誠実に行いなさい。そして待ちなさい。」という言葉でした。
ただ、その前にかみさんからの大切な言葉があったので紹介します。
思い返せば、この言葉を繰り返し言われたので事業を諦めなかった言えます。

当時、かみさんも数か月の期間限定ですが、一緒に事務所の仕事をフルタイムで手伝ってくれていました。
当時、二人で作った営業リストや事業紹介資料が残っていますが、今の自分が見ると出来が貧弱で苦笑いです。
ただ、そこには自分のしたいことの原点があり、想いも詰まっています。
逆に考えれば、自分の想いが強すぎて、顧客の立場になれていないとも言えます。

全然、受注がとれなくて事業を諦めそうになるとかみさんが必ず言いました。
「自分のやりたいことを自分らしくやっていれば、自分に似た人から必ず仕事はくるよ。私は全然、心配してないよ。らしくなくなる事が一番心配。」
もっと言えば「らしくないことをやらねばならないなら独立して事業をする意味がない」というのが、かみさんの自論らしいです。

その言葉に励まされて、私は事業を継続していけたと思います。
かみさんのスゴいところは、この言葉を親や近い親戚にも力説していたことです。
そのため、私の処には親や近い親戚からの変な心配の声は届きませんでした。

開業当初に「自分らしく...」という想いをしっかり固められたので、転機となった「まず、人に会いなさい...」という言葉が腹にスッと落ちたのだと思います。
「自分らしく...」がなく、ただ人に会うだけでは、いろいろな意見で自分を見失っていたかもしれません。
結果として、私の事業も半年を境に軌道にのり、かみさんは自分のしたい仕事に戻っていきました。

開業当初に言われた大切な二つの言葉を繋げると今の自分の行動になります。「自分らしく、人に会うことを大切にする」ですね。