2012年9月29日
意見を「信念を持って変えない」と「頑固に変えない」
私の尊敬する経営者の一人に「ブレない」経営者がいます。
その方に言われました。
「優しさは、時にみんなへの意識の徹底を弱くし、方針がブレてしまい悪い方向に働くことがある」
こういうことを言ってくれる経営者(仲間)は、私にとっての宝物の存在です。
...と同時に「ブレない」について考えてきました。
「ブレない」というのは「容易に意見を変えない」と似ていると思います。
そこで、「信念を持って変えない」と「頑固に変えない」の違いってなんだろうって考えてみました。
それは、「信念を持って変えない」というのはよい意味で使われ、「頑固に変えない」というのは悪い意味で使われることが多いからです。
両方とも「変えない」には違いないのに、どうしてこんなに印象が違うのかなって思いました。
早速、辞書で調べてみました。
「信念を持って変えない」は「自分が正しいと信じる考えにもとづいて変えない」という意味だそうです。
一方の「頑固に変えない」は「かたくなで、なかなか自分の態度や考えを変えようとしないこと」だそうです。
このように書かれると、違いが分かります。
「信念を持って変えない」は、「自分が正しいと信じる考え」が主眼にあります。
つまり、「自分が正しいと信じる考え」が「正しくない」と理解できれば、行動を変えることができるのです。
一方で「頑固に変えない」は、頑固一徹のように「変えないこと」自体に主眼があります。
私は、冒頭にも書きましたが、他人の意見に流されてしまうことがあります。
小っちゃいながら自分の事務所を経営し始めてから、「容易に意見を変える」愚かさを痛感し、一生懸命改めようとしています。
この場合の「変えない」は「信念」と「頑固」どっちの「変えない」があっているのかなって考えてみました。
自分のように「容易に意見を変えて」しまう軟弱者には、「頑固に変えない」っていう姿勢も大切だと思いました。
「頑固に変えない」って、あまりよくない印象がありますが、自分の意識としては大切なことだと「気付き」ました。
- by yado
- at 23:38