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2013年9月13日

大切な言葉と歳月が経ってから再会

少し理由があって、自分が新入社員研修を受けていたころ(23年前)に出会った「松下幸之助さんの伝記」を読み返していました。

その中に、書いてありました。

感謝の気持ちを忘れてはならない。
感謝の心があってはじめて、
物を大切にする気持ちも、
人に対する謙虚さも、
生きる喜びも生まれてくる。
 ~松下幸之助

この文章を自分は新入社員の頃に読んでいるはずです。
ただ、この文章に当時の自分は気づかず、自分が重要だと思うところに必ず引くマーカーも引いていませんでした。

今、自分の中で最も大切にしている言葉が「感謝と謙虚」です。
ただ、この言葉が本当に腹に落ちたのは、つい3年前です。

自分が大切にしている言葉は「感謝と謙虚」だと誰かに言うと、よく「え? そんな当たり前のこと?」って顔をされることがあります。
そんな当たり前のことを、言葉ではわかっていても本当に腹に落ちるまで20年もかかったのです。

腹に落ちるまで時間がかかったのは、「自分と合わない人にも感謝できるのか」という自分への問いかけです。

世の中にはいろいろな人がいます。
自分と合わず、感情的に好きになれない人もいて当然です。

ただ、3年前にある出来事をきっかけに「感情的に好きになれない人にも感謝ができる。そして謙虚になれる」と感じることがありました。
その時に、本当に「感謝と謙虚」の大切さが腹に落ちたのです。

20数年前に、松下幸之助さんの言葉をしっかりと捉えていれば「感謝と謙虚」の大切さがもっと早く腹に落ちたかもしれません。
ただ、自分の中での20年間という歳月が、松下幸之助さんの言葉をしっかりと捉えれるように自分を変えてくれたのかもしれませんね。

大切な言葉と出会って、また歳月が経ってから再会するって、いろいるな気づきとともに、大きな意味があると感じました。

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