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2015年2月11日

順調な時ほど危なく、危ない時ほど慎重になれる

ある方に相談されました。
「仕事とかが上手くいっていないわけじゃないけど、不安になってしまうことはないですか?」

その方は、起業して間もない方で、私としてはよいスタートがきれた方だと思います。
芯をしっかり持った方で、ビジネスのやり方もよく心得ています。

そんな方が「よく不安になるのです...」と打ち明けてくださいました。

「どういう不安に襲われるのですか?」と質問すると、「漠然としていますが、今の仕事が伸びていくのか将来が不安なのです」とのことでした。

「サラリーマンの時は収入が安定していますが、今はその安定がないのです...」ということでした。
そういう不安は独立を決意した時に払拭をしているのかと思っていました。
そもそもサラリーマンだって様々な不安定の上で生きているはずです。

私は何度も「安定は不安定、不安定は安定」と話し、サラリーマンだった自分も決して安定ではなかったことを伝えましたが、人はそんなに心が強くないのも事実ですね。

前を向いている時、気力があるとき、心が疲れていない時は「起業に強い気持ち」でいれれます。
でも、ちょっとつまずいてしまったり、皮肉なことに起業のスタートダッシュが上手くいって忙しくなったとき、心が疲れて不安が大きくなってしまうことがあるようです。

実は、私も心が疲れると自分の将来がとても不安定に思えてくることがあります。
私も意外と周囲にからは順調に見える場合があるようですが、自分は決して順調ではありません。

順調に見える時ほど危なく、危ない時ほど様々な対策を考えるのです。
そういう意味では、「よく不安になる...」というその方は様々なリスクに目をやり、それを受け入れてビジネスをしていると感じました。

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