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2012年10月 1日

「自分だけは大丈夫」ってありえない

コンサルとか経営支援とかをしていると、「え? なんでその経営環境の変化のリスクに対応しなかった?」って疑問に思うことがあります。
友人と話をしていて、いわゆる「あるあるネタ」です。

経営者曰く「自分の会社だけは大丈夫だと思った」という意見を言われることがあります。
意外に思われるかも知れませんが、会社が危機にならないと現実味が出ない方もみえるのでしょう。

コンサルの立場で偉そうなことを書いていると思います。
じゃ、自分の事務所は何処まで現状把握して、リスクに対して手を打っているかと言えば怪しいものです。

自分も「安定は不安定、不安定は安定」と思いつつも、「自分だけは大丈夫」って甘い考えを持っているのかもしれません。
うつ病になって一年間も社会復帰でず、痛い目に遭ったにもかかわらずです...

話していた友人から、もっと「分かりやすい例え話」を頂きました。
「きっとラーメンが食べられなくなったら、健康の時はよかったって後悔するんじゃない。自分だけは、そういう病気にはならないって思っているでしょ」とのこと。

鋭い指摘でした。
乱れた食生活をいろいろな方に注意されていますが、どこか「自分だけは、健康の状態が続く」って、たかをくくってきた気がいます。
「自分だけは大丈夫」って嫌なことから目を逸らしていたのでしょうね。

「他人から見れば、決して自分だけは大丈夫ってことはないよね」...この腹にズドーンと落ちる比喩を含んだ指摘は、とても「気付き」のある言葉でした。
最高の言葉のプレゼントですね。