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2012年10月30日

百人に嫌われない人は、百人が無関心の人

同友会天白地区の今期のここまでの振り返り、来期の方針と体制を筆頭副会長と酒を飲みながら話し合っていました。
自分の今期の振り返りを踏まえたやりたい方針や体制の青写真は見えているのですが、一緒に考えてもらえるということは、その青写真をより明確に腹落しすることができます。

今期天白地区の会長をさせていただいていて、非常に多くの「気付き」「体験」を得ています。
そのため、自分の来期に向けてのモチベーションも高いです。
ただ、やっぱり思う通りにいかないことも、とてもたくさんあり、自分のやり方でよいのか、更には、地区にとって自分が会長でよいのか悩むこともあります。

これは私の性格と起因している言えると思います。
リーダーとして、「自分を出す」、「ブレない」、「グラつかない」というのを、これまでのリーダーから学び実践し、自分の性格から考えると思った以上にできていると思います。
それでも、体が疲れてきたり、心が弱くなってくると、つい「弱気の虫」が出てきます。

その最たるものが、こんな「リーダーでは、みんな嫌なんじゃないのか...」です。
この言葉を裏返せば「やっぱり、みんなに好かれていたい」って気持ちがとても感じられます。
そんな話を酔っていることもあり、ついつい筆頭副会長に話していました。

すると筆頭副会長に「百人に嫌われない人は、百人が無関心の人だよ」って、言われました。
「好きの反対は嫌いじゃなくて無関心」ってマザーテレサが言われたそうですが、それをさらに今の自分に必要な言葉に置き換えて話してくれました。

百人全員に好かれるなんてことは、価値観が多様化しているこの今の世の中で現実的にあるとは思えません。
でも、「好き」「嫌い」の感情は、その人に「関心」更には「期待」があるからだと思います。

みんなの想いをくみ取ることは大切ですが、みんなの顔色を伺うようではリーダー失格です。
やはり、凛として自分をやりたい事、想いを伝える義務があります。
その上で「好き」「嫌い」と言われたとしても、それは自分の考えが伝わった証拠として素直に喜びたいです。

「あー、なんか一人でやってるわー」って思われた時が、リーダーとして末期症状だと思います。