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2015年11月28日

「現状を整理する力」を磨きたい

顧問先でのコンサルでした。
問題の原因と対策を整理して一枚の報告にまとめる仕事の支援です。

いつも思うのですが、コンサルの仕事でお客さんの現場で問題解決をするさいに大切だと思うのは、「現状を整理する力」です。

「必要な知識を提供する」「良いアイデアを出す」「ずばり答えを提供する(そんなことできないけど...)」は「現状を整理する」ことをした後だと思います。

相手の現状の整理する前に「知識を提供する」「アイデアを出す」をしても、それが本当に相手の問題解決に合った知識なのか、方法なのかはわかりません。
ましてや相手を見ずいて「こうした方がよい」と断言するのは、相手にとって混乱の種、迷惑の元凶になることすら考えられます。

「人を見て法を説く」とは昔からいわれますが、その反対の「人を見ずして法を説く」のは避けたいものです。
「人を見ずして法を説く」人は、ただ単に「自分の成功体験」だけを語っていることが多いように感じます。

話を戻しますが、お客さん自身が現場でおきていることを整理できなていないことは当たり前にあります。
それは、当事者ゆえにあまりの多くの付帯情報が頭をよぎったり、今は置いておくべき制約条件に縛られ過ぎてしまい、現状を現状のまま見れない状況です。

相手の話を聴きながら「現状を整理する」ことができれば問題は大方解決していることがよくあります。

相手の話を聴き「現状を整理する力」を磨いていきたいですね。

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