2005年8月30日
BPRで大切な事
BPR支援中の企業に行き、RFPに関する打合せを行ってきた。情報化の目的、システムの効果などは、明確になったので、今は、次のステップとして以下の作業を行っている。
・狭義の要求項目の洗い出し。
・データ項目とその関係の図示。
・新システム稼動後の業務フロー作成。
・システム構築体制の整備。
次回で、ここもほぼ完了するので、いよいよシステム設計のフェーズに入る事になる。
BPRで難しいのは、現状からの変化によって、楽になる部署と、大変になる部署があることである。もちろん、会社全体で見れば、最適化がなされ、顧客満足の仕組みが組み込まれるのだが、現実論とし、システムが軌道に乗るまでは、この部署間の意識の調整が難しい。もちろん、過渡期も業務が平準化されるように努力しているが、新システムへの過渡期はどうしても、他のことに忙殺され配慮に欠けることがある。
ただ、やはりBPRを成功させる上で忘れていけないのは、システムを導入するのが目的ではなく、少しでも業務が効率化されて、従業員のみなが楽になることである。BPRの定義には「CS(顧客満足)」があるが、私は、それと同等、あるいはそれ以上に「従業員満足」が重要であると思う。
- by yado
- at 18:30