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2005年9月25日

国民の豊かさ指数

 「国民の豊かさ指数」が発表された。正式名称は「人間開発指数」というそうだ。日本は9位から11位に後退したそうである。そもそも「豊かさ」ってなんだろう? 「人間開発指数」では

 ・一人当たりのGDP
 ・平均寿命
 ・識字率
 ・就学率 

 ・・・などを基づいて各国の「豊かさ」を測るというのだ。

 この指標が下がったから、国民は豊かではなくなったのであろうか? 逆にこの指標があがれば国民はゆたかになるのであるか? さらに言えば、この指標の1位の国「ノルウェー」は、自分たちが世界で一番豊かな国民あるという結果に、うなずくであろうか?

 私たちはみな豊かになりたい。しかしその豊かさの基準はみな違う。みな違うから世の中は面白い事が起きるし、辛い事もあるのだ。このような指標が新聞で発表される事自体、若干疑問を感じる。

 ただ、こんな事にイチャモンをつけている今日の自分の心は、少なくとも「豊か」ではないのかもしれない・・・、と書きながら少し反省した。