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2005年11月22日

ITSS普及への課題

 名古屋ソフトウェアセンターで作業。最近少しずつ名古屋ソフトウェアセンターのお客さんを訪問する機会が増えてきている。今回はITSSに関して説明に行ったが、まだ経営に結びつくような実際の導入事例が少なく、既存の情報を整理した程度で、活用提案までは至らなかった。2006年の3月にITSSのバージョン2.0が出るので、そこで改定されるとの話である「経営者へのわかりやすさ」に期待している。

 ITSSという「辞書」としてのスキル標準の必要性はとても感じている。ただ、それを図るための「ものさしの目盛り」がはっきりしないのが問題である。本来、試験で計るものとは別物といわれるスキル標準であるが、ITSSユーザー協会がITスキル標準センター(IPA内)のガイドラインに沿っているとしてるとしているツールには、確認テストようなものがそれぞれついている。ツール毎に違うテストは余計にITSSの「ものさしの目盛り」を混乱させないか心配している。

(記述:26:00)