2011年9月24日
「優しさのために判断を誤る」気持ち
「人の判断を誤らせるのは、その人の優しい心」と感じることがよくあります。
よくいろいろな事をわかっているはずの人が、「どうしてその判断を...」といった決断をするのです。
そんなときの理由が、「誰かをかばって」という理由の時は、とても複雑な気持ちになります。
目標実現を支援するためにコンサルタントはいると思っています。
ですから、その目標実現から離れるような決定は避けるように助言します。
ただ、自分としては「優しさのために判断を誤る」気持ちもとてもよくわかります。
これは、これまでの自分の経験から「病気で全くダメになっていた自分」を損得なしで見放さないでいれくれた人達の顔が浮かぶからかもしれません。
その人達の気持ちはどうであれ、その人達から受けた恩は一生忘れないでしょう。
少しずつでも恩返しをしたいというのが、今の自分が頑張れる大きな動機付けになっています。
現に、プロジェクトで「優しさのために判断を誤った(遠回りした)」結果、みなの結束が高まり、時間はかかったが最終的にはよい結果を迎えたプロジェクト、もしくはそのプロジェクトでは「赤」となったが次のプロジェクトで大成功をおさめたプロジェクトの例に出会っています。
「人の判断を誤らせるのは、その人の優しい心」という事を、どのように捉えるのか? 自分の仕事と自分の心の狭間でしかっり考えていくべきことだと思いました。
- by yado
- at 23:14