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2011年9月30日

リーダーの役割について気付かされる

同友会で地区の来期の体制を会長、副会長で話し合いました。
リーダーシップを発揮しなければならない状況で、自分の大きな弱点は成熟した組織であるにもかかわらず、自分でどんどん進めていってしまうことです。

リーダーシップの研修も多くしており、理論的にはリーダーシップもある程度はわかっているつもりです。
ただ、理論でわかっているのと、実際にできるかというのでは、大きな差があります。
経営者となって以降、ギリギリの状態でリーダーシップを発揮したことがあるかというと無いです。
プロジェクトで仕事を進めるのに組む相手も経営者なので、お願いして了解されたらあとは放置です...。
それは、相手の能力の高さに甘えているのだと思います。

では、ゴールの見えない仕事を、いかに人にまかせて、どう接していくのか?
特に同友会の場合は、賃金、謝金がからむわけではないので、純粋にリーダーシップを試せる場だと思っています。

冒頭に書きましたが、自分は自分でどんどん進めてしまうタイプです。
それが自分の大きな弱点であることもわかっています。

自分で進めてしまうのは、ある程度進めて形を作った方が、みんなが考えやすいと思ってしまったからです。
ひとつの方向性として、それはありだとおもいます。
しかし、そのやり方は、みんなに「宿澤の枠」をおしつけていると言えます。
そして一方の意見として、自分のやりたいことを、もっとわがままに言ってもいいんじゃないかとも指摘されました。

ある意味、「宿澤の枠を押し付けない」と「宿澤のわがままを言う」は、相反することのように思います。
ただ、よく考えると、その二つは辻褄が合っていることに気づきました。

リーダーとして「何をする(What)」の部分はわがままに語り、それを「どうやるのか(How)」の部分は口出ししてはいけないということではないかと考えました。

こんな、当たり前のことが、自分がその渦中に入るとわからなくなってしまうのですね。
同友会の今のポジションは、それをこの修行の場を与えてくれているのだと思います。

今日の会合はとても刺激的な会でした。
責任の重さを感じると共に力強い仲間に勇気をもらえました。