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2012年1月17日

システム導入が成功する会社って

顧問先の業務改革の流れで、いろいろシステムを組むことになりそうなので、私が全幅の信頼しているシステム開発の専門家である友人と一緒に現地にいきました。
すると、お客さんから、いろいろヒアリングして少しずつ創るシステムのイメージも見えてきました。

帰りに、一緒に食事をしている時、友人が私に「ここのお客さんは、素晴らしいお客さんですね」と言いました。
その友人の自論ではシステム導入が成功する企業に必ず必要なことがあるそうです。

それは「社長や現場の人が、本気で困っていて、本気で何とかしたいと思っている」ことだそうです。

言われてみれば当たり前ですが、そうではない中小企業もたくさん見てきました。
例えば「社長は本気だが、現場は手順が変るのを嫌だと思っている」「システムエンジニアに情報を丸投げしておけばシステムは完成する」というような状況にはよく出会います。

今回、業務改革をしようとしている企業さんは、社長や現場(管理部門)も「本気で困っていて、本気で何とかしたい」と思っていることが、とても伝わってくるのです。
「本気で困っている」と、何とかしなければいけないといろいろな努力を「一生懸命」します。
その努力の中で、自分の会社にどんな情報があって、どんな使い方がされているのか、しっかり全体を把握することになります。
それにより、「必要なこと」と「あまり重要でないこと」の判断が即座にできるのです。
ヒアリングする側としては、それにとても信頼がおけるのです。

私は顧問先なので、その本気度は分かっていたつもりですが、付き合いも長く、その大切な「一生懸命」さという要素にやや慣れてしまっていました。
顧問先に、信頼できる人を連れていき一緒に仕事をする大切さを再認識しました。