Search




Archives

2012年1月21日

顧問先で工場見学と「メモに関する」研修

顧問先で月一回の社員研修の日です。
そして今日は工場見学もさせていただきました。

まず、工場見学ですが、とてもきれいな工場でした。
精密機器ということもありますが、広々とした工場にコの字型のレイアウトがユーザーごとに作られています。
作業者の人数変動にも対応できるようにレイアウトされいます。

また、資材部の見学もさせていただきました。
資材部では「数」はもちろんのこと、その「品質」の受け入れに力を入れています。
お互いが基準を合意の上で受け入れがされています。
取引先をパートナーと考えて一緒に成長していこうという気持ちがあふれていました。

そして、その説明をしてくださった製造の方、資材の方の説明が素晴らしい。
通常の工場見学ですと、その機能の説明に注力するものですが、何が他社との差別化になっているかも話に入ってきます。

まさしく、ハード、ソフトともに自社プレゼンテーションの場です。
社長の言う「魅せる工場」がそこにありました。

次に、社員研修です。
今回のテーマは「メモの取り方と使い方」です。
まず、メモは何のために取るのか...、ここだけでも奥が意外と深いのです。

おもに5つの目的があると思います。

1.「忘れる」ためにとる。
頭の記憶には限りがあります。それを別のメモリへ移動し、頭の記憶に空きを作るのです。パソコンで内臓ディスクのファイルを外付けのハードディスクに移動するのと似ています。

2.「思い起こす」ためにとる。
人は日常の多忙で「夢」や「目標」といったものをついつい忘れていってしまいます。それをメモ帳の表紙や最近はスマホのホーム画面に貼っておいて、いつでも「目に飛び込んでくる状態」をつくります。「自分への目標の見える化」です

3.「考える」ためにとる。
手を使ってメモを書く事で自分の頭の中にあるものが見えるようになることがあります。これは「自分の頭の中の見える化」です。

4.「真剣に聴く」ためにとる。
話をお伺いするというのは相手の貴重な時間を頂いているわけです。情報を逃さないためにも真剣にメモをとります。また、メモを取るという行為が、相手に対しても真剣に聴いていることを伝えます。

5.「伝える」ためにとる。
「報連相」を確実にするために、伝える時は「言葉+メモ」が効果です。口で伝えることは伝言ゲームになるので注意。

こんなメモの目的を共有してから、具体的なメモのテクニックについて話してきました。
みなさん、真剣に聴いてくださるので話していて楽しいです。