2012年2月18日
「私のしていることは無駄ではない」と思う一日
ある企業さんの社員教育の研修を行い、そのまま夜はその企業さんの社長さんのカウンセリングをしました。
守秘義務に反するので詳しくは書けませんが、社長さんに了解をもらった範囲で書きます。
同じ企業なのですが、社員研修では社員のみんなが社長の「元気のなさ」を心配し、カウンセリングでは社長が社員の「モチベーションアップ」に関して悩んでいました。
それぞれがそれぞれの「元気のなさ」を心配していたのです。
しかも、社長から、もしくは社員からという一方向ではなく、双方向で心配をしているのです。
残念ながら、そのお互いがお互いを心配している気持ちが、それぞれに届いていなかったのです。
私にできることは、そのぞれの考えを要約し、紙の上に「見える化」をして、双方の橋渡しをすることぐらいです。
考えてみれば、無力なものです。
ただ、そんな些細な努力なのですが、「つなげてくれる人がいてくれて良かった」と社長に言って頂きました。
これの言葉は私にとっては、とても嬉しい言葉です。
私はコンサルですが、自分が中心となってドンドンとその企業を変えていくような力はありません。
しかし、もともとその企業の持っている力に気付いてもらうお手伝いはできることがわかってきました。
そして、その些細な努力が結果として企業をよい方向に変えていくことを、何件も体験させていただいています。
「私のしていることは無駄ではない」と、自分に言い聞かすことのできたよい一日でした。
- by yado
- at 23:22