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2012年4月16日

IT系研修の成熟ってありえないなぁ

新入社員研修の2コマ目「システム開発と運用」が始まりました。
今日から3日間のコースです。

もう6年ぐらい担当しており「カリキュラムもテキストも成熟してきている」と思いますが、この考えが3つの点で、とても甘いと思いました。

まず「カリキュラムもテキストも成熟してきている」との認識がありますが、もちろんITですので最新の動向を入れて話しています。
例えば、クラウドサービスやモバイルデバイスです。
しかし、後から追加で見直した部分の関して、やや継ぎ接ぎ感が出てきたと感じました。
最新動向を入れ、不要な項目をカットする作業は大切ですが、いちど全体を見直してカリキュラムもテキストをキレイに作り直す必要があります。

次にいくら「カリキュラムやテキストが成熟」しても、毎年受講する人たちの特性は変っていくということです。
特性は変るということは、一年前に好評だった「カリキュラムやテキスト」も、翌年も好評とは限らないということです。
もちろん、新入社員の特性は情報収集をして、対応は検討していますが、蓋を開けてみないとわからない点も多いです。

最後にいくら「カリキュラムやテキストが成熟」しても、当日講師の私の体調がいいかどうかは、わからないということです。
講師たる者、体調管理は万全にするというのも、仕事の内だと思います。
しかし、前日にどうしても対応しなければならないトラブルが客先でおきれば無視はできません。

決して初日に問題があったというわけではありませんが、「カリキュラムもテキストも成熟してきている」という甘い考えは捨て、初心に返って明日から2日間頑張りたいと思います。