2012年7月13日
ストーリは「起」→「結」→「承」→「転」で考える
名古屋ソフトウェアセンターの「提案・企画のための図解手法」の二日目が無事に終わりました。
「図解手法」というタイトルですが、その半分はストーリ作りにあてられます。
ストーリは「起」→「結」→「承」→「転」で考えるとよいです。
なぜなら提案や企画といったものは、「起(現状)」と「結(目標)」のギャップを埋めるためのストーリだからです。
そしてギャップを埋める具体的な提案や企画が「承(何を)」「転(どうやる)」になります。
つまり、現状と目標のギャップが見えないと、ギャップをどう埋めてよいかストーリが作れないはずなのです。
「起」→「承」→「転」→「結」の順番で考えていると、ゴールの「結」に辿り着けないことが多々あります。
例えば、私の現状の体重が80kgだとします。
そして健康診断でお医者さんに75kgまで落としなさいと言われたとします。
そんな場合、ギャップは5kgです。
5kg痩せる方法(ストーリ)を考えれば良いのです。
夜の散歩と、アルコールを減らせば大丈夫かな...
一方、奥さんからは、55kgまで落としてと言われたとします。
その場合もギャップは25kgです。
25kg痩せる方法(ストーリ)を考えないといけないです。
こりゃ、脂肪吸引かな...
5kgのギャップを埋める方法と、25kgのギャップを埋める方法が同じストーリである訳ありません。
相手の結(目標)に合わせて、ギャップを明確にし、相手にあわせた提案・企画のストーリが大切ということですね。
- by yado
- at 23:33