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2012年9月15日

「他になにかありますか?」ときいてみる

コンサルをしていて、ある部門のリーダーから相談をされました。
メンバーからの業務報告を聞き終わり、自分の作業に入ろうと思ったらしいのですが、なんか報告を終えたメンバーがモジモジしていたそうです。

「え?まだ何かあるの?」って聞くと、とても大切な相談をされたそうです。
「そういう大切な事は、言われなくてもちゃんと相談しないとダメだよ」って言うと「いつもとても忙しそうなので、相談にのってもらうのが申し訳なくて...」って言われたそうです。

いろいろなメンバーに聞いてみると、確かに同じように、「忙しそうで相談がしにくい」という人が多かったそうです。
その人としては、忙がしいのは事実ですが、コミュニケーションに弊害が出てはいけないと悩んでいました。

ちょっと自分にも思い当たることがあり、私も「うーん」と考えてしまいました。

私も、いつも忙しそうに見えるみたいで、「あまり長く話してはいけないのかなぁ」「携帯に電話をかけちゃいけないかなぁ」って思われることがあるようです。
これって、よくないですね。

話を戻しますが、私も、しばらく悩んで「なんで今回は、とりあえず相談してもらえたのかな」って考えました。
それは「え?まだ何かあるの?」って、リーダーから問いかけたのがキカッケだとわかりました。

通常の話が終わったら、念のために「他になにかありますか?」と質問をしてみるのはどうかなって思い、リーダーに提案しました。
「他になにかありますか?」と聞くことで「私はあなたの話を聞く準備があります」という姿勢が伝わればよいと思いました。
現に今回は偶然ですが、うまくいきました。

とりあえず、通常の話が終わったら「他になにかありますか?」と聞くことを、やってみましょうってことになりました。

メンバーとのコミュニケーションでは、コミュニケーションの機会をリーダーからつくることが重要であると頭ではわかっていましたが、なかなか実践って難しいですね。