Search




Archives

2012年10月 8日

私にとっての「資料」という経営資源

ラッキーなことに、昨日、今日とお客さんの「資料作り」に没頭することができました。
全部で講演・セミナー5件分...。
だんだんと、どこで何の要求があったのかボンヤリしてきました。

ただ、私は「資料作り」が嫌いではありません。
自分の言いたいことを「資料」にまとめて、それで講演・セミナーをするというのは、とても楽しいです。

特に「資料作り」という「考えをまとめる」という仕事は、自分の考えていることと自分で把握することができます。
その過程では、新たに自分の興味のあることを発見したり、この考え方は自分でもよく気付いたと自画自賛したリしています。
一方で、考えているときは、すごく面白い企画になりそうなのに、講演・セミナー資料に落としたら、とたんにつまらなさそうになることもあります。
「資料」はその時の自分のレベルを正直に表す成果物です。

私というコンサルの製造する「製品」とも言えます。
もちろん、これに自分が話すことや、相手に応えることも含めてサービスが完成するのですが、この「資料という製品」が思うように創れない時は、サービス全体の品質が落ちてしまう気がします。
自分の話しや相手に応えることで挽回できることもありますが、私にとっては特に「資料という製品」がサービス品質の維持に大切みたいです。

そんな、「資料ファイル」も膨大になってきました。
この膨大になってきた「資料ファイル」が、私というコンサルの大切な「経営資源」といえます。
この「資料ファイル」が溜まれば溜まるほど、出来る仕事が深くなり、出来る仕事の範囲が拡がります。

自分の作った「資料」もいろんな人に渡っているのだろうなと思うと感無量です。
よく、講演やセミナー後で、「紙資料」や「資料ファイル」を社内で配布してよいか聞かれることがあります。
基本的に、私は「問題なし」です。
たくさんの人の目にふれれば、それだけ「資料」も成長していきます。
また、これまでの経験上ですが、「資料」が配布された方が、そのお客さんからリピートされることが多い気がします。

「資料」という経営資源は、使うと減ってしまう経営資源と違って、使えば使うほど成熟し、増えていくものですね。
この資料の蓄積が、私というコンサルの差別化要因となり、強みともなっていくのだと思います。