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2013年2月 1日

「損して得を取れ」ができない人って...

「損して得を取れ」という言葉があります。
私の勝手な解釈ですが、「試行錯誤(苦労)がやがて必ず活きる」といったことだと理解しています。

確かに、試行錯誤が、大きい時ほど自分が後々得るものもは大きいと感じます。
ただ、試行錯誤している最中は、後々得るものまで考える余裕はないですが・・・

これまで、いろんな人と出会ってきて、「損して得を取れ」ができない人がいるようです。
それは「待てない人」です。

「損して得を取れ」では、「損」がすぐに「得」になるものではなりません。
試行錯誤しながら、自分で一生懸命考えて、ようやく成果につながるのです。
そこには、必ずタイムラグがあります。
そのタイムラグを待つことができない人は「損して得を取れ」はできないと思います。

もっと言えば、組織のリーダー、会社の上司といった人に「待てない人」がいる場合は不幸です。
短期視点で、すぐに成果を求めることになります。

もちろん、組織や会社には、目標というものがありますので、それをクリアすることが大前提です。
目標がクリアできていない時に、「今は損して得を取れの時期なのでとやかく言わないでください」なんて胸をはっていったら、組織は成り立ちません。

ただ、組織や会社の体質改善を行おうという場合は、「今は損して得を取れ」の考えで、組織のリーダー、会社の上司は「待てる人」になる必要があると思います。