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2013年3月 2日

親父の13回忌に思うこと

親父の13回忌でした。
自分にとって親父はとても尊敬できる人でした。
67歳という若い年齢でなくしたのは、自分としては、とても残念です。
しかし、今でも親父の想いは自分に学びとして伝わっています。

以前ブログに書きましたが、今の自分にとって思い出さなければならないことなので、もう一度文章にしてみようと思います。

親父の想いとして、自分に伝わっている学びは「決して最後まであきらめない」です。
自分の最近は、結構トラブル続きです。
そんなときに落ち込んだりもしますが、でも「決して最後まであきらめない」という気持ちは忘れてはいけないと思います。

話は、親父の病気も悪化して、もう意識もはっきりしなくなってきたときのことです。
私は「うつ病」が最悪の状態で、毎日のように額を柱の角にぶつけて額を割って流血しているような状態でした。

親父は自分がもう長くないのに、最後まで私の事ばかり心配していました。
そんな親父が意識もあまりないのに、毎日、病院のベットの上に立ち上がろうとするようになりました。
家族は怪我でもしないかと心配していましたが、親父はそれを続けました。
私も、その様子を呆然といつも見ていました。

私は「親父は何をしているのだろう?」と考えていました。
ある日、ちょっと話せるようになったので親父に聞いてみました。
そしたら親父は「退院したとき、歩けなかったら寂しいだろう」と答えました。

もう意識も、ほとんどなく数日の命の人が何を言っているのだろう?と思いましたが、よく考えたらそれは私への「うつ病は治る、だからあきらめるな」というメッセージだったのだと思います。

うつ病は「頑張れ」とか言ってはいけないと言われていますが、この親父のメッセージに「自分も応えたい」と思いました。
その後、額をぶつけることをやめて、数日で額のかさぶたもとれてきました。

親父の最後の言葉は「額がきれいに戻ってきたな」でした。
やっぱり、親父のメッセージだったのです。

最後の最後まで「決してあきらめない」親父を誇りに思います。
その後、紆余曲折はありましたが、うつ病も完治したのは「決してあきらめない」親父の頑張りの姿と、想いであるメッセージのおかげだと思っています。

冒頭に書きましたが、最近は、結構トラブル続きで、落ち込むことが多々あります。
でも、自分の思い通りにならないことや予想もしない落とし穴に遭遇した時こそ「決してあきらめない」よう頑張りたいと思います。