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2014年7月20日

「性弱説」で会社のルールを考える

ベネッセコーポレーションの情報漏えいは社会的な影響が大きくなっています。
プレイバシーマークの審査見直しの話も出ており、技術や道具の進歩に合わせて会社の業務のルールを見直す必要性が出てきているのだと思います。

ただ、どれだけセキュリティを厳しくしても抜け道は出来てしまいます。
ルールを作った瞬間は問題がない仕組みだとしても、技術や道具がどんどん変わっていくからです。
今回のベネッセコーポレーションの例もそれに当てはまります。

また、会社の仕組みを考えるとき、性善説で考えるのか性悪説で考えるのかはよく議論に上がります。
日本は「性善説」で会社のルールが考えられているといわれます。

これは尊い事だと思います。
人を信用出来ない社会に未来はないと思います。
「人は信用できないものだ」としてルールを作った場合、息苦しさに働く意欲が出てくるのか疑問です。

しかし、会社のリスクへの対策は必須です。
私は「性善説」「性悪説」の他に、もうひとつ「性弱説」があると考えています。

「性弱説」は「例え良い人でも、ふと魔がさしてしまう心の弱さがある」という考えです。
人はどのような時に「ふと魔がさしてしまう」のでしょうか...。

これを考えて、なんでもかんでもルールで規制するような流れにはなって欲しくないです。

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話は変わりますが、時事コラムを更新しました。
テーマは「隙間時間を有効活用しよう~スマートフォンの活用」です。

お時間のある方は読んでいただけると嬉しいです。