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2014年7月 1日

SEが会計業務を知る意味

名古屋で「SEのための会計業務の基礎知識」の研修をしました。

この研修は会計の知識をつけるというよりも、会計システムを構築する際のポイントを伝えるものです。

自分がSEだったころ、会計の知識が足りなくて本当に苦労をしました。
自分のように知識不足からの要件の理解が曖昧になるような失敗はしてほしくないと思います。

「これは会計の入門講座ですか?」とよく聞かれますが、ちょっと違います

この研修は、SEとして会計システムを構築する際に知っておくことを伝えるものです。
「会計を知っている人間」と「会計のコンピュータシステムを知っている人間」は異なります。

システム構築を考える人間だから考えるべきことが沢山あります。
たとえば、経理の人間であればたくさんの仕訳パターンを知っていることは大切ですが、システム構築する人間にとっては大きな意味はありません。
仕訳をストレスなく入力できる操作性や、間違いを減らすチェックを考えた方が有益です。

同じ視点で考える人間ばかりでなかく、視点の異なる人間がチームにはいるとよいものが出来上がることがありますね。
会計担当者とSEが同じ言葉使ってスムーズにシステム要件が確認できれば、よいシステムが構築できると思います。

今振り返ると、SE時代に会計の知識がないのによく業務システムを提案し、作っていたなぁと反省することばかりです。

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