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2016年4月 4日

客観的な事実把握と自分のできる対策

長文失礼します。

先日のブログに、自分が病気だったことを書きました。
すると多くのメールやFacebookのメッセージやコメントを頂きました。
予想外に多くの方が心の疲れを感じている(それを周囲に言えないで悩んでいる)のだと思いました。

先日のブログにも書きましたが、自分の病気が回復していったひとつのキッカケが「自分の気持ちはいつも沈んでいるわけではない」と気付いたことでした。

実は病気が回復していったもうひとつのキッカケ(気付き)がありました。
「こういう状況で一番辛いは自分ではなく周囲の人である」ということです。

病気の時には「自分が一番辛い」と思っていました。
周りが見えていない証拠です。
少しずつ病気がよくなった時、ちょっと周囲が見えるようになって気付いたのだと思います。

「自分の気持ちはいつも沈んでいるわけではない」「こういう状況で一番辛いは自分ではなく周囲の人である」の二つの気付きで病気が急によくなっていきました。

その後の自分で事業を始めた時からも、この二つは常に意識をしています。

「こういう状況で一番辛いは自分ではなく周囲の人である」から派生した考えなのですが、「状況が悪化した時、他人のせいにするのではなく、自分の落ち度を探して改善する」があります。
「他人が悪い」と言っているうちは何も状況は変えられないので、自分の出来ることを探して前向きに行動するという意味ではとても役に立っている考え方です。

ただ、最近気づいたことがあります。
常に自分の落ち度を探していると、自分に世の中を歪んで見せてしまうというということです。

最近は自分と他人を分けて「どちらが悪い」なんて不毛な考えを捨てて、なるべく事実を客観的に把握できるように意識しています(感情が邪魔して難しいことも多いですが...)。
事実を客観的に把握しようと際に「他人が悪い」という感情は一番事実を捻じ曲げてしまうようです。
同時に「自分の落ち度」を探すのも事実を捻じ曲げてしまう要因だということです。

「客観的に事実を把握し対策を考える」という当たり前のことです。
ただ、この当たり前が難しいので、対策を考えるときに「自分でできる対策」を考えています。

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