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2016年9月18日

そもそも何を怒っているのか忘れている場合

少し前ですが、電車の中で子供を怒っている親がいました。

結構な大声で怒鳴り続けており、耳に入ってきてしまいまました。
自分には子供がいないので、こういう場合の大変さがよくわかりません。

ただ、その母親は散々怒鳴ったあと「あー、もう何を怒っているのかも、わからないわ!」とさらに怒っていました。

これは、仕事での上司・部下、リーダー・メンバーの間でも時々見かける風景です。

上司、リーダーは怒っているうちに、自分がそもそも何を怒っているのか忘れてしまっているのです。
こういう時の部下やメンバーは気の毒です。

上司、リーダーは、何を怒っているのか忘れてしまっているので、だんだんと感情的な人格攻撃になってしまっていることがあります。
今、怒るべき出来事ことを忘れて、これまでの腹立たしいことを責めているのです。

そもそも、怒るのは「感情的」で「自分の不満の発散」のためなのかなぁって思います。
一方、叱るのは「理論的」で「相手の成長を願う」だと思っています。

何よりも恫喝的に怒るのは「相手の思考力、判断力を鈍らせる」ことになります。
冷静に叱るのは「相手に考えさせる」のは狙いだと思います。

自分も相手に怒ったり、叱ったりするのは苦手ですが、せめて「叱る」ということに近づけれるようになりたいですね。

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