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2016年9月25日

何故か本の内容が心に入ってこない時

新潟での研修のため前日移動をしました。
新幹線での移動のため約4時間ほどかかります。

7月から出張が増えて、その出張の移動では仕事をせず本を読むようにしています。
移動中に焦って仕事をしても、揺れる電車の中ではそれほど進捗しないことがわかったからです。

今回も本を読んでいました。
職業柄、本を読むことは多いのですが、時々 何故か心に入ってこないなぁって本があります。

少しそういう本の共通項らしきものが見えてきました。

1つは「体験がない」ということです。
今回読んだ本は体験(実例)もたくさん入っていました。
しかし、それらは自分のたいけんではなく、ヒトの体験ばかりでした。
ヒトの体験を「...ということです」と伝えられても、いまいち心に落ちていかないです。

もう1つは「キーワードの使い方」です。
今回の本もあるキーワードが多用されていました。
伝えたいことに権威あるキーワードを与えると、読み手は一瞬「なるほど、根拠があるのだな」って思っていしまうことがあります。
しかし、しばらくときが経つと心に落ちていないので結局は忘れてしまいます。

自分も「人に何かを伝える」ということが多いです。
特にセミナーや研修では「自分の体験を入れる」「キーワードの奥の本質を伝える」という部分を大切にしたいと思います。

よく、セミナーや研修のアンケートに「講師の失敗談がよかった」という意見をいただくことがありますが、これは最高の褒め言葉かもしれないですね。

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