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2016年12月25日

提供者とお客の関係も人と人との関係

Appleに里帰りしていたiPhone7Plusが修理から戻ってきました。
一昨日のことです。

「直ってよかった」と思ったのですが、また再起動を繰り返す症状が出てきました。
「おかしいなぁ」とAppleのサポートに再び電話しました。

よく説明を聴くと、「Appleのテスト項目を工場で再チェックしてクリアしているので、ハードウェアには問題がない可能性が高い」とのことでした。
最初は「え~!?」っと思いました。

ただ「ハードウェアとソフトウェアの問題の切り分けに関してできることがある」との説明だったので、それを忠実にやってみることにしました。

ITの世界ではよくあることですが、めったに現象が再現がしない問題に直面することがあります。
そういう場合は、再現をすることをベンダーと利用者で協力して確認することが大切です。

今回もAppleの工場では再現しない状況ですが、自分が使っている状況では現象が起きています。
問題の切り分けAppleのいう方法で自分も協力することにしました。

確認の作業の過程で、いろいろなiPhoneの初期化をしました。
最も強力な初期化が「iTunesでつないでiPhoneを工場出荷状態に戻すこと」であることがわかりました。
(iPhoneでのリセットでは完全な工場出荷状態には戻らないらしいです)

Appleの話では「iPhoneを工場出荷状態に戻したうえで、何もAppを入れずに再起動を繰り返したならばハードウェアの問題と確定できる」とのことでした。
実際にそれをしてみたところ、再起動の症状が再現しました。

ここまで調べて状況を伝えたら、Appleは「ハードウェアの問題と切り分けができました」と認めてくれました。
今度は新品に交換されるそうです。

ここで、ふと教訓を得ました。
一方的に調べることもせずクレームだけをあげるのではなく、自分なりにできることは調査してクレームをあげると対応が全く違うということです。

実は自分のiPhoneにおきていた現象(電源関係のトラブル)は、ネットで調べると結構あちこちで起きている現象でした。
ネットには「電源関係のトラブルだといえば新品に変えてくれるぞ!」なんて情報もありました。
もしかしたら、Appleとしても、こういう情報に便乗する人を警戒していたのかもしれないですね。

提供者とお客という関係でも、人と人との関係であるということを、再確認しました。
昔なら、こういう時にイライラしたり、怒ったりしていた気がするのですが、歳をとって少し気が長くなっているのかもしれないです。

ただ、iPhone7Plus を購入してから、もう2か月です。
使えていないわけではないのですが、早く安心して使いたいものです。

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